JN-215VFHD-C65Wをレビュー
1.6万円でお釣りがくるUSB PD 65W対応最安ディスプレー、もうこれでいいかも
2W×2のスピーカーを内蔵
液晶パネルの背面には2Wのスピーカーを2基搭載する。別途スピーカーを用意せず、買ってすぐにPCのサウンドを聞ける点はメリットなのだが、音質はお世辞にも良好とは言いがたい。
筆者の主観であることを断ったうえで述べると、音質は非常に軽い印象で、音量を大きくした際には少しザラついた感じを受けた。このあたりは価格相応といったところで、割り切りが必要だろう。
OSD操作ボタンは慣れが必要かも
OSDを操作するためのボタンは背面右側にある。製品のサイズがコンパクトなため、ボタンへのアクセスは良好だ。しかし、4つのボタンが上から「戻る」、「決定」、「順送り」、「逆送り」となっており、操作に慣れが必要なように感じた。
なお、OSDのメニューを表示していない時は、上から「入力ソースの切り替え」、「OSDメニューの表示」、「明るさ設定の表示」、「ピクチャーモードの変更」のショートカットキーになっている。明るさの設定に関しては、ピクチャーモードをスタンダードに変更しないと数値を変えられない。
オフィス用途やゲーム、YouTubeなどの動画鑑賞に加え、この原稿もJN-215VFHD-C65Wを使用して執筆してみたのだが、白と黒のコントラストが高い点は好印象だ。Webサイトなどの文字も見やすく、白背景に黒字でテキストを入力している筆者にとっては、かなり扱いやすかった。
その一方で、Excelなどの操作では画面の狭さが気になった。ふだんから23.8型以上のディスプレーを愛用している人は、どうしても手狭に感じてしまうだろう。とはいえ、マルチディスプレー環境の2台目として導入するなら、かなりお手頃なのでアリだ。また、ノートPCのサブディスプレーとして使うなら、むしろ大きく見やすくなるので作業効率はグッと上がりそうだ。
コントラストの高さはゲームでも動画でも功を奏し、良好な画質で楽しめた。残像感はまったくなく、クッキリと締まった印象の映像だった。惜しむらくは、画面の小ささとスピーカーの音質だが、このあたりは安価なことで踏ん切りをつける必要があるだろう。
まとめ:なるべく安くUSB PD対応ディスプレーが欲しいならこれで決まり
以上のように、JN-215VFHD-C65Wは低価格なりの部分はあるものの、勘所は押さえた製品だった。デスクトップPCを購入した契機で、なるべく安く買う1台目としては全然アリだろう。サブディスプレーとして使うか、2~3枚並べて使うといった用途なら買い替えの選択肢としてもオススメできる。
75×75mmのVESAマウントに対応しているため、ディスプレーアームを装着し、必要な場面だけ目前に持ってくるといった使い方もおもしろいかもしれない。同社のディスプレーアーム「JN-GC12V」と組み合わせるなら、JN-215VFHD-C65Wと合わせても2万960円とお手頃だ。と、このようにコストパフォーマンスが抜群なので、USB Type-Cの給電機能が欲しい人なら、JN-215VFHD-C65Wは唯一無二の存在ではないだろうか。
JN-215VFHD-C65Wの主なスペック | |
---|---|
パネル | 21.5型VA(非光沢) |
解像度 (アスペクト比) |
1920×1080ドット(16:9) |
表示色 | 1677万色 |
輝度 | 250cd/m2 |
コントラスト比 | 3000:1 |
視野角 | 178度(水平)/178度(垂直) |
リフレッシュレート | 最大75Hz |
応答速度 | 3ms(OD時) |
インターフェース | HDMI 1.4、USB Type-C、オーディオ出力ほか |
スピーカー | 2W×2 |
チルト | -5度~+15度 |
高さ調節 | - |
スイーベル | - |
ピボット | - |
サイズ/重量 | 約494(W)×174(D)×354(H)mm/約2.7kg |
その他 | AMD FreeSync、USB PD(最大65W)、VESAマウント(75×75mm) |
Amazon価格 | 1万5980円 |
なお、JN-215VFHD-C65WはAmazon限定モデルのため、ひょっとすると製品が売り切れている場合もあるかもしれない。その時は、IPSパネルの21.5型モデル「JN-IPS215FHD-C65W」がオススメだ。こちらは直販価格が1万8980円とややお値段は高くなるが、USB PD(最大65W)に対応している。
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