厚生労働省は8月10日、新型コロナウイルス(COVID-19)のワクチン接種について、「令和5年秋開始接種」を9月20日より開始すると発表した。
8月21日現在実施中の「令和5年春開始接種」では、一部を除き、重症化リスクの高い基礎疾患を有する患者や高齢者、医療従事者などに追加対象を接種を限定している。
今回発表された令和5年秋開始接種では、重症化リスクに基づく制限を設けず、生後6ヵ月以上かつ本人または保護者の同意があれば接種を受けることが可能。ワクチンは現在使用中のオミクロン株対応2価ワクチンから、オミクロン株(XBB.1.5)対応の1価ワクチンに変更となる。自己負担なしで接種が可能な特例臨時接種の適用期間は、開始初日の9月20日から2024年3月31日まで。
なお、厚生労働省は8月15日、新型コロナウイルスの感染者が増加しているとして、現行の令和5年春開始接種についても同省公式X(Twitter)アカウントを通して案内している。
新型コロナの感染者が増加しています。現行のオミクロン株対応2価ワクチンは、XBB系統株による重症化を予防します。重症化のおそれが大きい高齢者や基礎疾患のある方は、令和5年春開始接種で追加接種が可能です。接種希望の方は予約スケジュールをご確認ください。https://t.co/2rvg5XPcc5pic.twitter.com/3MUlHLZnpj
— 厚生労働省 (@MHLWitter) August 15, 2023