X(旧Twitter)は8月15日、日本向けの同社公式アカウントの1つBusiness Japan(@BizJP)を通して、公的な利用を目的とした組織へAPIを無償提供していることを投稿。希望するユーザーは同アカウントへダイレクトメッセージで連絡するよう案内した。
公益的な目的でのAPI活用は大変重要です。政府・公的機関からの、重要な防災・災害情報に関しては、APIの無償利用が可能です。利用を希望する公的サービス提供者の皆様は、Business Japan(@BizJP)のダイレクトメッセージへご連絡ください。 https://t.co/vygkzgnd7r
— Business Japan (@BizJP) August 15, 2023
Xで投稿を自動化する場合、同社が提供するAPIを利用することが基本。APIは無料版と有料版に分かれており、月間の投稿回数や利用目的などにより複数のプランから選択する仕組みとなっている。無料版では1ヵ月の投稿回数が最大1500回に制限されるため、1500回では足りないケースに関しては有料版の契約が必要だ。
例外は同社が認めた政府、公的機関が重要な防災、災害情報を投稿する場合。個人や民間企業運営の災害情報提供アカウントなどは対象外となる。制度自体は5月3日から既に運用が始まっていたが、今回、Business Japanのアカウントから改めて日本向けに日本語で制度の存在を伝えた格好だ。
なお、Business Japanが前述の内容を投稿した8月15日、日本には台風7号が接近、上陸し、各地に被害をもたらしている。