グーグルは8月4日、動画配信サービス「YouTube」の有料プラン「YouTube Premium」の料金を一部を除き値上げした。値上げ幅は月額プランの場合で100円。ソフトバンクの「メリハリ無制限」でYouTube Premiumを契約するユーザーも値上げの対象となる。
ファミリープラン以外は値上げ
今回、値上げ対象となるのは、個人プラン(月額/年額)及び学生プラン(月額)の2種類。ファミリープランについては、2022年10月に値上げされているためか、価格は据え置きとなった。詳しい値上げ幅は以下の通りだ。
- 個人プラン(月額)……旧1180円→新1280円(100円値上げ)
- 個人プラン(年額)……旧1万1800円→新1万2800円(1000円値上げ)
- 学生プラン(月額)……旧680円→新780円(100円値上げ)
上記の価格及び値上げ幅は、ウェブブラウザー等でYouTubeと直接契約した場合のもの。iOS等のApp内課金では価格が異なる。
値上げの理由をグーグルは明らかにしていないが、米国では7月の段階で2ドル(約280円)値上げされており、金額は異なるものの、米国の施策に合わせたとみられる。
ソフトバンク「メリハリ無制限」にも影響
ソフトバンクでは「メリハリ無制限」プランの契約者に対し、YouTube Premium(個人向け月額プラン)を7ヶ月目以降25%オフで提供する特典を用意しているが、こちらの価格も改定される。
改定後の価格は、現行価格(月額880円)から77円値上げの月額957円。25%オフの割引率には変更はなく、あくまでYouTube側の値上げが原因だ。メリハリ無制限ユーザーの場合、10月11日までは現行価格で利用でき、10月12日以降、新価格へ値上げとなる。
大手通信キャリアについては、auにもYouTube Premiumをサービスに含んだプラン「使い放題MAX 5G ALL STARパック2」が存在するが、8月7日13時00分現在、同プランの値上げは特に発表されていない。