カオスだもんね! にゆかりのあるアノ立体物も展示
今回の追悼原画展はミズグチさんの原画展示以外にも、「カオスだもんね!」関連の立体造形の展示なども行ないました。こちらは原形師の澤田啓介さんにお借りしてきた「ボルナッス」と「カオスフィギュア」(ワンフェス版)です。
このカオスフィギュアは、ワンフェスのデイーラー体験取材のため、個数限定で販売したもの。この澤田さんが保管してくれていたキャスト型とその原型を見た瞬間、当時編集部での仕事が終わった後に澤田さんの事務所に行って、夜通しこの型にレジンを流し込み、ガレキ用パーツを量産していたワンフェス前夜を思い出しました。あの夜も、もう25年近く前になるのか~。
ちなみに事前に開かれた、週アス関係者のみの原画展でこのフィギュアを見た週アス創刊編集長のF岡さんは、「俺のフィギュアだけ量産されなかったんだよ! はやく量産しよう!」と25年前と同じことを言ってました(笑)
個人的には、そんな楽しかった思い出を思い出しまくりだったこの原画展。来てくださった皆さんもそれは同じだったようで、当時のミズグチさんとの取材の思い出や、好きだった作品のことなどをたくさん話してくれました。
なかでもオレの心にグッときたのが、石川県から来られたファンの方からの「ミズグチさんの訃報を聞いて、なんか家族が亡くなったような気持ちになって……、行かないと! と感じて、今日来ました」というお言葉。
他の皆さんと話していてもそう思ったのですが、ミズグチさんのレポート漫画を読むことで、皆さん自身が4人目のカオスチームメンバーとして、毎週オレたちと一緒にいろいろな場所に行ったり、いろんなことを疑似体験してくれていたんだなぁと。
ミズグチさん、アンタが漫画で伝えたかったこと、ちゃんと皆さんに伝わってたよ!