Open AIは7月20日(現地時間)、AIチャットボット「ChatGPT」に「カスタム指示(Custom instructions)」機能を追加した。本日より有料サブスクリプションサービス「ChatGTP Plus」ユーザーはベータ版を利用可能、今後数週間ですべてのユーザーが使えるようになるという。(英国およびEUでは利用できない)。
設定方法は簡単
カスタム指示とは、ChatGPTが応答する際に考慮してほしいことをあらかじめ入力しておける機能だ。
まずは画面左下のアカウント名をクリックすると出てくる「Settings and beta」をクリック。
Settings画面が表示されるので「Beta features」タブにある「Custom Instruction」を有効化する。
もう一度画面左下のアカウント名をクリックすると「Custom Instruction」の項目が現れるのでクリック。
カスタム指示の設定画面が開くので、「What would you like ChatGPT to know about you to provide better responses?(ChatGPTに知っておいてほしいこと)」と、「How would you like ChatGPT to respond?(どのように応答してほしいか)」の項目に、それぞれChatGPTに伝えておきたいことを入力しよう。
前者にはChatGPTに伝えておきたい情報、例えば「居住地」「職業」「趣味や興味」「話したい話題」「目標」など、後者にはChatGPTの応答の傾向、たとえば「フォーマルかカジュアルか」「回答の長さ」「私のことをどう呼ぶか」「意見を言うようにするか、それとも中立か」などを記入することが推奨されている。
カスタム指示はいつでも編集または削除可能。また、「Disabled for new chats」のチェックを外すことで一時的にオフにすることもできる。
なお、カスタム指示に入力した情報は、オプトアウトしない限りモデルのパフォーマンスを向上させるために使用される。
それでは実際に試してみよう。