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YouTuber としおの「おいしいラ飲み」 第2回

都内トップクラスの家系ラーメン「侍 池尻店」で、旨味大爆発のラーメンとキャベチャーと卓上調味料でラ飲み!

2023年07月21日 12時00分更新

文● としお(YouTuber) 編集●ラーメンWalker

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 どうも〜、こんにちは。としおです。

 前回に引き続き、第2回となるこちらの連載、ラーメンYouTuberとして活動中の僕が「ラ飲み」をテーマにお届け致します。そう、ラ飲みとは、ラーメン屋さんでお酒を飲むこと。これがねぇ、また良いんですよ。僕なりの楽しみ方をご紹介させて戴きます!

都内トップクラスの家系ラーメンを堪能できる!横浜家系ラーメン侍!

 今回ご紹介したいのは「横浜家系ラーメン侍 池尻店」、前回の輝道家と同じく、家系ラーメンを提供しているお店です。

 実は、僕のYouTubeでは、数あるラーメンジャンルの中から、家系ラーメンをメインにご紹介しています。一言で家系ラーメンと行っても、製法や材料により味は多種多様。色んな家系店を巡りましたが、こちらでは、都内最高峰といっても過言ではない一杯が戴けます!

横浜家系ラーメン侍 池尻店の外観

 京王井の頭線「駒場東大前駅」から徒歩7分、東急田園都市線「池尻大橋駅」から徒歩13分と決して良くはない立地ながら、いつも大盛況のお店。緑地に赤文字という、珍しい看板が目を惹きます。

 侍の本店は現在、渋谷にありますが、創業はこちらの池尻店。町田家で修業した森 真人(まこと)氏が2005年にこちらをオープンしました。

 家系ラーメンの系譜としては、吉村家→本牧家→六角家→たかさご家→町田家→侍という流れです(なお、緑地の看板はたかさご家の流れを汲むお店に多く見られます)。

 2006年に森氏の知り合いでもあり、飲食経験も豊富だった池尻店 現店主の大久保 直樹さんが入社します。大久保さんは、2〜3ヶ月後には朝の仕込みを一人で担当、2年も経つ頃には完全にお店を任されるまでに成長したそうです。

現 侍 池尻店 店主 大久保 直樹さん

 侍本店の顔としてお店を10年間支え続けて迎えた2016年、大久保さんに転機が訪れます。3人目のお子さんが産まれることになり、漠然と「このまま雇われでラーメン屋を続けていて良いのか?」と悩みが生じたそうです。それを正直に、師匠であり社長である森氏に相談したところ、「池尻のお店を買い取らないか?」と提案があり、それを受けて独立することに。そのタイミングで侍は2009年にオープンしていた渋谷店を本店とし、経営が大久保さんに移った池尻のお店を池尻店と変えたそうです。
その際、森氏からは屋号の変更も許されましたが、大久保さんは「この店で修業して独立した後輩たちが、胸を張って侍出身だと言えるよう、このお店は侍として残したい」と思い、屋号はそのままで続けています。

 ラーメンのこだわりは?と聞くと、「こだわらないのがこだわりです」とサラッと話す大久保さん。

「頑張って集中して味を作っている時とか、ハイになっちゃってるんですよね。美味いものが出来てると錯覚するというか。なので、僕の場合、完成したら一度壊して、客観的に見直してみるんです。それを繰り返す事で味を追求しています」

「スープは重くなりすぎないようにし、フレッシュ感もしっかり出します。お客さんは侍のラーメンが食べたくて来てるので、侍らしさは残しつつ、数年かけて少しずつ僕の好きな味も取り入れて日々ブラッシュアップさせています」

 その言葉通り、ここでしか食べられない素晴らしい一杯を頂けます。僕もその味の虜になり、どうやったらこのラーメンができるのか気になりすぎて、YouTube取材をお願いしてしまいました。

ガラ積みすぎっ!人気家系ラーメン店のスープの作り方が凄すぎた!【横浜家系ラーメン侍】 https://youtu.be/EtlX_Uij8Sk

 その時の仕込みの様子をまとめた動画は、大久保さんの論理的なスープ作りが反響を呼び、再生回数20万回を超えるヒットとなりました。

としお流侍ラ飲み!

 さて、前置きが長くなりましたが、僕流の侍でのオススメなラ飲みスタイルをご紹介します。

 まず、時間。僕は仕事帰り20時〜21時くらいに行くのが定番ですが、結構混んでるので、ゆっくり飲みたい方はピークを外した夕方の方が良いかもです。

侍 池尻店 券売機

 まずは入って左にある券売機で食券購入。

 侍池尻店さんのメニュー、基本は醤油ベースの家系ラーメンですが、家系店には珍しく塩ダレの塩豚骨ラーメンもあります。また、家系つけ麺もレギュラーメニュー。

つけ麺(980円)は2種あり、それぞれ油が選べます

 どれも美味しいですが、今回は基本の醤油の味玉ラーメンに。あと、もちろん瓶ビール(500円)も。

 ちなみに、ビールは瓶と缶が揃っており、さらに缶のほうはアサヒ生(350円)とキリン発泡酒(250円)の2種も。その時の気分やお財布事情で選べるのが嬉しいポイントです。

 こういう風に種類豊富に揃えているラーメン屋さんに行くと、店主さんはお酒が好きなのかなぁと勝手に想像を膨らませちゃいます。気が利いていて好きです。

 あと、こちらでぜひ頼んでほしいのが、キャベチャー。これが最高にビールに合います。あと、半ライスもいっちゃいましょう。

 カウンターに腰掛けると、すぐにビールが到着。ゆっくりとグラスに注いでいき、宴のスタートです。

 グビグビっ。1日の疲れと共に胃に流し込む。

 くーっ、最高。

キャベチャー 200円

 六角家系譜でよく見かけるトッピングですが、個人的には、ラーメンのトッピングというよりもビールのおつまみって感じがしています。

 侍のキャベチャーはチャーシューのボリュームもすごい!大きいのがゴロゴロ入っていて、ホントにこれ200円で良いの? と心配になっちゃいます。

 ごま油と醤油ダレなどで構成されているタレがしっかり目の味付けで、ビールが進む。

 基本的にビールと家系とライスってメタボまっしぐらな気がして罪悪感があるのですが、こないだどこかでキャベツは肝臓に良いと聞いたので、思いっきり楽しんじゃいます(笑)。

 キャベチャー、ビール。キャベチャー、ビール。何も考えず店内で流れるラジオをなんとなく聞きながら、食べ進める。

 仕事を忘れ、ボケ〜っとするこのひと時がたまらなく幸せです。

 途中で卓上のニンニクも加え、パンチも出していく。うまい。

 そうこうしてると、ラーメンと小ライスも到着。

味玉ラーメン 970円

 侍のラーメンは、豚と鶏の旨味が存分に出たスープがとにかく美味しい。醤油感は強すぎず、スープの重さや粘度もそこそこ、それでいて旨味が爆発しています。

 このスープを筆頭に、家系御用達の酒井製麺や具材も秀逸なので、ビールを持つ手が止まりません。

 デフォルトのラーメンでもネギが多めなのも特徴です。僕はまず、ネギのない部分から麺を食べ進め、3口ほど食べてからネギゾーンに手をつけます。ネギだけで、結構スープの味が変わるので、その変化を楽しみます。

 途中、ライスに無料のきゅうり漬けと豆板醤を乗せ、スープに浸した海苔で巻いて食べる。これもまた至福。

 この食べ方、実は、侍のこのポップで知りました。以来、ご飯に豆板醤をのせるのが自分の中で定番になっています。

 気がつくともうすぐ食べ終わりそうになっていた…今日も最高の癒し時間をありがとうございます。

 ということで、今回は横浜家系ラーメン侍 池尻店をご紹介致しました!

 みなさんもぜひ、侍さんでラ飲みを楽しんでくださいね!

 それではまた次のコラムでお会いしましょう!バイバイっ!

【横浜家系ラーメン 侍 池尻店】
場所:東京都世田谷区池尻4-12-14
営業時間:火水金土 11時~22時(材料無くなり次第営業終了)/木 11時~15時/日 10時~15時
定休日:月曜日
公式Twitter: https://twitter.com/samurai_ikejiri

としお(YouTuber)

お酒大好き。おいしいもの大好き。ラーメン大好き。
家系ラーメン店を中心に食べ歩く、ほぼラーメンYouTuber。
食レポ以外にも、お店の仕込み風景や営業風景を取材するYouTube「としおのおいしいものチャンネル」を運営。
チャンネルの総再生回数は1000万回を超えた。

YouTube:https://youtube.com/@toshio1040
Twitter:https://twitter.com/toshiogami

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