フィリップ証券は7月10日、レトロ感のある昭和10年建築の本店を、メタバース空間上に再現し、デジタルツイン支店として開設した。
デジタルツイン支店はメタバース空間を開発するDiscoverFeedと協業し、デジタルツイン技術を活用して開設された。
デジタルツインとは、現実の世界から収集した様々なデータを、双子のようにコンピューター上で再現する技術。メタバース上で時間的制約、物理的制約、身体的制約などを受けることなく、参加者はセミナーやイベント、様々なサービスを受けることが可能。
同社はデジタルツイン支店を通じて、「誰でも気軽に訪れることが出来る、開かれた証券会社」を目指している。
また、今後は生成AI技術を駆使し、同店にバーチャル店長を就任させ、気軽にいろいろなことが質問できる環境を整えていくという。
同社はさらに、「日本のウォールストリート」と称される兜町の新旧様々な店舗や建築物をメタバース上に再現し、兜町における地域貢献へと結び付けていきたいと考えている。