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MSX対応のYMF289搭載音源カートリッジ「似非OPL3-RAM」

2023年07月13日 10時00分更新

文● 鈴鹿 廻 編集● ASCII

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 MSX対応のFM音源カートリッジ「似非OPL3-RAM」が家電のケンちゃんにて取り扱い開始。技術系サークル「にがHP」による同人ハードウェアで、販売価格は1万4740円だ。

「YMF289(OPL3-L)」を搭載した、MSX向けのFM音源カートリッジ。根強いMSX人気に支えられ、初回分は早々に完売してしまった

 FM音源チップ「YMF289(OPL3-L)」を搭載したカートリッジで、2オペレータ最大18音または4オペレータ最大6音(ステレオ)の再生に対応している。VGMPlay MSXやMAmi-VSIFを使用し、VGMデータをリアル音源で再生可能だ。

 また、似非RAM互換の128kBのSRAMが実装されており、海外有志が開発したBIOS-ROM(MSX-AUDIOと一部互換)をインストールしてOPL3をBASICプログラムで発音させることが可能。MSX本体や他の音源カートリッジの音声信号をミキシングして出力できる、ステレオミキサー機能も内蔵する。

背面にはミキシングレベルの調整ボリュームやモードスイッチ、上面には音声入出力端子を備えている

 対応機種はMSX/MSX2/MSX2+/MSXturboR。ただし本製品のオーディオ回路はMSXスロットの±12V電源を必要とするため、一部のMSX1(主にカシオ機)では発音できない場合があるとされている。

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