第13世代Core i5とRTX 3050搭載
12万円台でしっかりフルHD・144Hz、PCゲーム始めるなら高コスパなこの15.6型ノートPCで!
2023年06月28日 19時00分更新
サードウェーブが販売する「GALLERIA RL5C-R35」(関連記事)は、エントリー向けながら最大144Hzで駆動する高リフレッシュレートディスプレーを搭載した15.6型ゲーミングノートパソコンだ。第13世代インテルCoreプロセッサーとGeForce RTX 3050を搭載しており、普段使いからPCゲームプレイまで、幅広いシーンで活用できる。
今回は各種ベンチマークを使用して、そのパフォーマンスをチェックしてみた。
試用機の主なスペック | |
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CPU | Core i5-13500H(最大4.7GHz)、12コア/16スレッド |
グラフィック | GeForce RTX 3050+インテル Iris Xeグラフィックス |
メモリー | 16GB(8GB×2) |
ストレージ | 500GB SSD(Gen4 NVMe) |
ディスプレー | 15.6型(1920×1080ドット)、リフレッシュレート144Hz、ノングレア |
内蔵ドライブ | ー |
通信規格 | 有線LAN(1Gb Ethernet対応)、無線LAN(Wi-Fi 6E、IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.3 |
インターフェース | USB 3.2 Gen1×2、USB 3.2 Gen2 Type-C、USB 2.0、HDMI 2.1、Mini DisplayPort 1.4a、有線LAN端子、マイク入力/マイク入力点ヘッドフォン出力共用端子、SDカードリーダー |
内蔵カメラ | HD画質 WEBカメラ |
サイズ/重量 | およそ幅360×奥行244×高さ22mm/約2.1kg |
OS | Windows 11 Home(64bit) |
第13世代のCore i5-13500Hプロセッサーを搭載
前世代のハイエンド向けに負けない性能
「GALLERIA RL5C-R35」は、ゲーミングノートパソコンとしてはエントリー向けのモデルで、同社の直販通販サイト「ドスパラ」では11万9980円からという比較的リーズナブルな価格で販売されている。
エントリー向けといってもCPUやグラフィックス性能は高く、ある程度重めの人気ゲームタイトルも十分に楽しめる性能を搭載する。またディスプレーの品質も高く、画像・動画編集などのクリエイティブ用途を快適に行うことも可能だ。
Core i5-13500Hは、性能を重視したPコアを4つ、高効率なEコアを8つ搭載したミドルクラスのプロセッサー。前世代のCore i5-12500Hからはコア数やスレッド数は変わらないものの動作クロックが引き上げられており、順当に性能が進化している。
GeForce RTX 3050はエントリーモデルながらDLSSやレイトレーシングに対応しており、ゲームタイトルによってはよりリアルで美しい映像でプレイを楽しむことが可能。そこで、ベンチマークソフトでこれらの性能をチェックしてみることにした。
まず、CPUの性能を見るため「CINEBENCH R23」を実行してみたところ、シングルコアが1807pts、マルチコアが15315ptsとなった。 前世代のCore i5-12500Hからはシングルで6~7%程度、マルチで2~3割もスコアが伸びている。前世代のハイエンドモデルに負けないパフォーマンスだ。
続いて、パソコンの総合的なパフォーマンスを見る「PCMark 10」を試してみたところ、総合スコアが「7244」という結果になった。
詳細をみていくと、基本性能を示すEssentialsが10594、ビジネスアプリのパフォーマンスを示すProductivityが9858、クリエイティブアプリのパフォーマンスを示すDigital Content Creationが9879というスコアで、いずれも大きく上回っている。普段使いはもちろんのこと、RAW現像や動画のエンコードなどの負荷の高い処理も快適に行なえることがわかる。
次に、グラフィックス性能をチェックするため「3DMark」を実行してみたところ、次の結果になった。
3DMarkの結果 | ||
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テスト | 総合スコア | グラフィックススコア |
Time Spy Extreme | 2685 | 2491 |
Time Spy | 5975 | 5541 |
Fire Strike Ultra | 3267 | 3097 |
Fire Strike Extreme | 6575 | 6724 |
Fire Strike | 12893 | 14404 |
Port Royal | 3169 | 3169 |
結果を見ると、フルHDなら重めのゲームも快適にプレイできそうだ。人気のバトルロイヤルゲームApex LegendsならフルHDの最高画質でフレームレートが115fpsを超える判定結果で、本機の高リフレッシュレートディスプレーの性能を活かしたヌルヌルの滑らか映像で楽しめることがわかる。そこで、実際にゲーム系のベンチマークソフトもいくつか試してみた。
ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク | ||
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グラフィック設定 | 解像度 | スコア/評価 |
標準品質 | 1920×1080ドット | 21597/非常に快適 |
高品質 | 1920×1080ドット | 18443/非常に快適 |
最高品質 | 1920×1080ドット | 14868/とても快適 |
FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク | ||
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グラフィック設定 | 解像度 | スコア/評価 |
標準品質 | 1920×1080ドット | 21597/非常に快適 |
高品質 | 1920×1080ドット | 18443/非常に快適 |
最高品質 | 1920×1080ドット | 14868/とても快適 |
フルHDであれば、FFXIVのようなMMORPGから、FFXVのような重量級ゲームまで快適にプレイできる結果になった。
なおストレージは500GBのM.2 SSD(PCIe Gen4×4)が搭載されていた。「CrystalDiskMark」を実行してみたところ、シーケンシャルリードが3600MB/s前後となり、通常の利用には十分すぎる速度だった。実際、データの読み出しもファイルの書き込みも高速で、サクサク快適に動作した。
エントリーモデルながら高性能でコスパのよさが光る
第13世代CoreプロセッサーやGeForce RTX 3050、高リフレッシュレートディスプレーなどを採用した「GALLERIA RL5C-R35」。直販価格12万4980円(6月28日現在)というエントリークラスの製品ながらグラフィックス負荷の高いゲームも快適に楽しめる性能を搭載しており、これからPCゲームを始める初心者が1台目に購入するにはピッタリの良コスパ製品といえるだろう。
質量が約2.1kgと軽めなので、出先に持ち運んでゲームをプレイしたり、画像・動画編集などのクリエイティブ用途に使ってみたいという人にもおすすめできる。ゲーマーはもちろんだが、仕事で高性能なノートパソコンを必要としているユーザーにもぜひ注目してほしい製品だ。