ロボットバンクは6月20日、レストランなどの配膳ロボット「RISU-BOT」と、屋外走行が可能な工業用の搬送ロボット「Star-ship」の販売を開始した。
いずれも自動車の自動運転技術(L4)レベルの技術を搭載し、屋外走行や自動地図更新などユーザーの環境の変化に応じて幅広く活用できるという。
RISU-BOTは、大型のトレーを一度に4段運べるロボットで、センサーで位置を決めるだけでなく、障害物認識用のカメラを複数台搭載する。360度外周の状態を常に監視し、ロボット単独で障害物を自動判断できるため、通過幅65cmという非常に小さな空間であっても配膳・搬送する事が可能だとしている。
本体には配膳機能のほか、広告やおすすめ品を案内できる高解像度ディスプレーと音声案内が標準装備する。また、最上段は瓶ビールやパフェなどの他、大型ジョッキも配膳できるように高さを確保している。店舗などのレイアウト変更時は地図を自動的に更新する。
Star-shipは、最大200kgまでの物を搬送可能で、2次加工により後部を自由にアレンジできる。ビアホールやリゾートホテルでの使用や工場間を円滑に移動できるように、自動車のナビゲーションシステムの技術を活用し、屋外でも自分の位置を見失うことなく搬送が可能だとする。内部には配送重量に応じてダンピングを調整可能なサスペンションも内蔵されている。