子どもの「お金」と「時間」に気をつけて
闇バイトが凶悪化する一番の理由は、応募してしまう人がいるからです。「バイト」と言われると社会的な仕事の一種のように感じられてしまいますが、実際は犯罪者募集。特に募集に引っかかりやすいのは高校生や大学生です。親は子どもたちのどんな様子に気をつければいいのでしょうか。
「そういう世代の子どもたちと親のコミュニケーションは一番難しかったり、子どものほうがスマホに詳しかったりするので、非常に難しいですよね。理想は親子のコミュにケーションがあることですが、それができない場合は、子どもの『お金』と『時間』をチェックしてください。毎月1万円しかおこづかいをあげていないのに高級なバッグを持っているとか、良い時計を持っているとか。その場合、子どもと対峙する必要があります。時間といえば、家に学校にも塾にもいない時間がめちゃくちゃ長いなら見張らないといけないと思います」(三上さん)
足がつきにくい巧妙な仕組みを背景に、凶悪化していく闇バイト。最初の一歩が入りやすく、一度入れば簡単には抜け出せない構造になっています。犯罪に巻き込まれないためには、とにかく「近寄らせない」ことが大切。私の子どもはまだ6歳ですが、大前提として「世の中そんなにうまい話はない」こと、困ったことがあったらすぐ親や周囲の大人に話すよう教えておこうと思いました。
書いた人──盛田 諒(Ryo Morita)
1983年生まれ。6歳児と2歳児の保護者です。Facebookでおたより募集中。
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