2022年度にBS、CSで放送されたオリジナル番組の中から、優れた番組や企画を表彰する「第13回衛星放送協会オリジナル番組アワード」。13回目の開催となる今年は、番組部門計6ジャンル、編成企画部門、番宣部門の最優秀賞、CAB-J賞などが6月12日に発表された。
※CAB-J賞は、衛星テレビ広告協議会(CAB-J)に正会員として参加しているチャンネルが、自局で企画・制作した広告事例を対象にした賞
「衛星放送協会オリジナル番組アワード」は、衛星放送協会の会員社が、専門チャンネルの強みを生かして制作された優れたオリジナル番組や、話題性のある編成企画を厳正なる審査の上、決定・表彰すると共に、それらを広く知ってもらうことを目的に2011年に創設されたもの。
今年も衛星放送ならではの多様な作品がそろった。
第13回の最優秀賞に選ばれた作品は!?
編成企画部門の最優秀賞に輝いたのは「24時間まるごと 伊丹十三の映画4K」(日本映画専門チャンネル)。伊丹映画の作品群は伊丹プロダクションの強い意向で配信プラットフォームに一切出ていない中で、全10作品の放送権の許諾を得ている日本映画放送株式会社が、全10作品を4Kデジタルリマスター化し放送。結果、月間最高視聴率、録画率など、様々な指標で最高の値を記録し、多くの視聴者に美しく鮮明な最高画質で伊丹映画を届けたことが評価された。
番組部門「ミニ番組」の最優秀賞は「見上げてみよう、ぼくらのウチュウ」(キッズステーション)が受賞。「空はどこまで続いているの?」「星はいくつあるんだろう?」など様々なテーマをもとに、身近な疑問から宇宙と地球の不思議に迫る教育バラエティ番組。わずか13分の短い番組の中でテンポ良くテーマが切り替わり、クイズ形式でたくさんの情報が盛り込まれている部分が高く評価された。
そのほか、ドラマは「特集ドラマ「ガラパゴス」」(NHK BSプレミアム・BS4K) 、ドキュメンタリーは「発掘ロストワールド 恐竜の聖地ゴビ砂漠」(NHK BS4K・BSプレミアム)、中継は「羽生結弦アイスショー「プロローグin HACHINOHE」」(CSテレ朝チャンネル1)、文化・教養は「ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM LIFE ヴィクトリア・モデスタ(バイオニック・ポップ・アーティスト)」(WOWOWプライム)、バラエティは「【小椋佳、時代劇の仕事】特別番組「小椋佳の歌日記」 前編/後編」(時代劇専門チャンネル)が番組部門の最優秀賞、「生中継!THE LAST ROCKSTARS Live Debut 2023 Tokyo - New York - Los Angeles」(WOWOWプライム)が番組部門中継審査員奨励賞を受賞。番宣部門の最優秀賞は「S.W.A.T. シーズン5」放送開始版番宣」(スーパー!ドラマTV)、CAB-J賞は「Airdog(空気清浄機)」(GAORA)、編成企画部門審査員奨励賞は「A-Golf」(スカイA、スペースシャワーTV)が受賞した。
なお、番組部門6ジャンルの最優秀賞作品の中から選ばれる「グランプリ」は、7月21日(金)に発表される予定だ。
「第13回衛星放送協会オリジナル番組アワード」
【番組部門 最優秀賞】
■ドラマ
「特集ドラマ「ガラパゴス」」(NHK BSプレミアム・BS4K)
■ドキュメンタリー
「発掘ロストワールド 恐竜の聖地ゴビ砂漠」(NHK BSプレミアム・BS4K)
■中継
「羽生結弦アイスショー「プロローグin HACHINOHE」」(CSテレ朝チャンネル1)
■文化・教養
「ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM LIFE ヴィクトリア・モデスタ(バイオニック・ポップ・アーティスト)」(WOWOWプライム)
■バラエティ
「【小椋佳、時代劇の仕事】特別番組「小椋佳の歌日記」 前編/後編」(時代劇専門チャンネル)
■ミニ番組
「見上げてみよう、ぼくらのウチュウ」(キッズステーション)
【番組部門 審査員奨励賞】
■中継
「生中継!THE LAST ROCKSTARS Live Debut 2023 Tokyo - New York - Los Angeles」(WOWOWプライム)
【編成企画部門 最優秀賞】
「24時間まるごと 伊丹十三の映画4K」(日本映画専門チャンネル)
【編成企画部門 審査員奨励賞】
「A-Golf」(スカイA、スペースシャワーTV)
【番宣部門 最優秀賞】
「「S.W.A.T. シーズン5」放送開始版番宣」(スーパー!ドラマTV)
【CAB-J賞】
「Airdog(空気清浄機)」(GAORA)