「ホットスワップソケット」方式だから
キースイッチを交換してカスタマイズも簡単
KB1KはTTC製のキースイッチと基板との接続面を、はんだ付けではなくソケット化できる「ホットスワップソケット」方式を採用している。キースイッチマニアならキーの外観や色、タクタイル感の異なる他社の互換キースイッチと交換することで、簡単にカスタマイズも可能だ。出荷時は打鍵音、タクタイル感では定評のあるKailh製の「BOX White Switch」が搭載されている。
筆者は普段の原稿書き用に、前述したTEXのTrackPoint付きキーボード「Shinobi」(忍)を愛用している。押下圧がKailh製の「BOX White Switch」(45g)よりはるかに重い、CherryのMXキースイッチの緑軸(80g)を採用したモデルだ。
今回は、緑軸とそれより少しだけ軽い青軸(60g)の2個のMXキースイッチを、KB1Kに取り付けてみた。KB1Kは普通のキーボードのように繰り返し膨大な数を打鍵する製品ではないので、指への負担は軽い。このくらい押下圧の大きなキースイッチの方が、シュアな感じがあって楽しいかもしれない。
ホットスワップソケットのお陰でキースイッチを交換して遊んでいたら、Facebook友達が最近カスタムキーキャップに目覚めたことを知った。この際、KB1Kのキーキャップも交換して遊んでみようと思って連絡したら、すぐに試作中のUVレジンや3Dプリンターで製作した、なかなかチャーミングなキーキャップを数個送っていただき、装着してみた。Cherry互換ワールドの素晴らしい成果だ。

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