6月1日=写真の日に、第40回「カメラグランプリ2023」の贈呈式が行われた。すでに受賞製品は5月17日に発表されており、その賞状と盾が受賞者に渡され、開発秘話などが披露された。( 速報!! この1年でイチバンのカメラを選ぶ「カメラグランプリ2023」 大賞は「α7RⅤ」に決定! )
大賞:ソニー
「α7RⅤ」
ソニーからはイメージングエンタテインメント事業部事業部長の大島正昭氏と、α7RⅤのAI機能を作った、システム・ソフトウェア技術センター・ソフトウェア技術第4部門カメラプラットフォーム2部部長の水上暁史氏が登壇。AIプロセッサーと制御ソフトの開発秘話を披露した。
レンズ賞:OMデジタルソリューションズ
「OM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO」
OMデジタルソリューションズからは代表取締役社長兼CEOの杉本繁実氏と、研究開発・製品開発リーダーの弓削一憲氏が登壇。オリンパスからOMデジタルソリューションズに変わってからの初受賞の喜びや、高倍率マクロレンズの手ブレ補正チューニングの難しさなどを解説した。
あなたが選ぶベストカメラ賞:パナソニック
「LUMIX S5Ⅱ」
パナソニックからは、エンターテインメント&コミュニケーション副社長執行役員・イメージングビジネスユニット長の津村敏行氏と、ハード設計部・プロジェクトマネジメント課主任技師の中村光崇氏が登壇。初めてミラーレスカメラは発売してから15年で、この賞を受賞できた喜び、いかにしてペンタ部に冷却ファンを組み込んだか、位相差AFのチューニングの苦労などを披露した。
カメラ記者クラブ賞
キヤノン「EOS R50」
ライカ「ライカM6」
ProGrade Digital「CFexpress Type B GOLD 512GB」
DxO「PureRAW」
キヤノンからはイメージコミュニケーション事業本部・ICB開発統括部門 ・ICB製品開発センター・シニアプロジェクトマネージャーの塚谷栄理氏が登壇。小型化とコストダウンの苦労話を披露した。
ライカカメラジャパンからはマーケティング部の米山和久氏が登壇。Mシリーズの歴史を紹介し、40年前に発売したM6の復刻の理由や、カメラグランプリ40回でこのカメラが受賞できた喜びを語った。
ProGrade Digital Inc. Japanからは大木和彦氏が登壇。メモリーカードが受賞した意義と喜びを語った。
DxO Labs SAからは海外マーケティング部日本営業所の佐藤昌也氏が登壇。本国フランスからのコメントとともに、この受賞でみなさんに広く使っていただけるようになると嬉しいと語った。