中学生の痛ましい事件、再発防止のカギは?
2023年1月、静岡県で13歳の女子中学生が母親を刺殺するという事件が起こった。それだけでも衝撃だが、さらなる衝撃はその原因がスマホの使い方にあったとされていることだ。
詳細がつまびらかにされているわけではないものの、一部報道では女子中学生がSNSの使い過ぎで母親からスマホ使用を制限されたことで口論となり、事件に発展したともされている。そこに何があったか、真相を推し量ることは難しい。
一般的に子どもがスマホを利用するにあたっては、その使い方のルールを決めた上で、ペアレンタルコントロールが重要であるとされている。しかしルール決めと、その後のペアレンタルコントロール機能の設定には、その家庭内および親子間での話し合いと合意が欠かせないことも忘れてはならない。
そこで今回は、この春から中学生になったお子さんをお持ちのマカフィー 日本・アジア地域チャネルマーケティング本部長の青木大知氏と、ITライターの二瓶朗が、「子どものスマホの使い方」「ペアレンタルコントロール」をテーマに話し合った。
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中学生にスマホは必須? 青木家と二瓶家の違い
── お二人のお子さんについて、年齢とスマホの状況をうかがってもいいですか?
二瓶 この春から中学生になりました。男子です。
青木 同じですね。うちも男子で、この春から中学生になりました。昨年の暮れぐらいに『スマホどうする?』という話になって結局、Chromebookを買い与えることになりました。スマホは今のところ持たせていません。
二瓶 これまで何度か記事にしているのですが、息子には小学2年生ぐらいから私のスマホを貸し与えていました。Android端末に遊びたいゲームをインストールしてゲーム専用端末として使ってきました。
これまでは私のGoogleアカウントが登録されているスマホだったのですが、この春からは息子のGoogleアカウントを作成してそれに切り替え、本人用のスマホとしての運用を始めています。
なお、息子のGoogleアカウントは私のアカウント下に作成した、子ども用のアカウントです。管理は「ファミリーリンク」で、13歳使用という年齢制限で運用しています。また、私のアカウントで貸し与えているときから、「マカフィー セーフファミリー」でアプリの制限、利用時間の制限、Webフィルタリングを実施していました。
専用スマホにしたばかり、ということもあるので、しばらくは様子を見ながら基本的には自由な使い方をさせてみようかと思っています。