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ハイレゾプレーヤー&ヘッドホンアンプ編

春のヘッドフォン祭 2023で聴いた気になる新製品&参考展示まとめ(後編)

2023年05月24日 08時05分更新

文● ゴン川野 編集●ASCII

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DITAの小型USB DAC「Navigator」は音も造りも一味違う

 finalが扱うDITA Audioブランドから参考展示されたのが、「Navigator」と名付けられたスマホと接続するためのUSB DACである。夏に発売予定で価格は未定、400台限定となる。ボディはアルミマグネイシウム合金をCNC切削というハイエンドモデルによく使われる手法を採用。13個のパーツから構成されている。ハイレゾ音源を意識した音で、高域の粒立ちがよく解像度の高さが感じられた。iPhoneでこの音が楽しめるなら、有線接続のイヤホンを使ってみたいと思った。

DITA Navigator

DACには見えない斬新なデザインを採用、メカ好きにはたまらないかも

DITA Navigator

試聴可能なモデルも用意されてた。操作はシンプル、ボディの剛性感が半端ではなかった

DITA Navigator

スマホで動画を見るときのために「Navigator」はスタンド機能を搭載

Lotoo「Lotoo Mjolnir」は未だ発売時期価格未定

 ポータブルとしても使えるLotooのハイエンドDAP「Lotoo Mjolnir」は2022年冬に初登場。今年も未だ詳細未定のままトップウイングサイバーサウンドグループのブースに姿を現したのだ。もちろん試聴可能で整理券が配られた。ボディはマグネシウム合金で充電池を内蔵したボディはズシリと重くショルダーストラップがあって持ち歩けるとは思えない。キャリングハンドルはデザイン的なものと確信していたら、今回は専用ケースが登場した。 本気で持ち歩くモデルなのか? どう考えても据え置き型のDAPに見えたのだが。

 それはともかく、前回からの変更点としてはゲイン切り替えが2段階から4段階へ増える。独自の高音質ワイヤレス接続に対応予定。そして革製のケースが付属。4.4mmバランス接続で聴く音は、中低域の厚み、そして繊細で情報量の多い高域を両立させたLotooらしい音だった。入力はデジタルのみで、リアパネルにはRCAとXLRバランス出力も搭載、本格的な据え置き型DACとしての実力も相当なものに違いない。私は100万円ぐらいと予想するが、価格はさておき発売が楽しみな1台である。

Lotoo Mjolrir

右端の金色のダイヤルとLED発光にやや違和感を感じるが全体としては渋いデザイン

Lotoo Mjolrir

トップにはタッチパネルがあり、従来のLotoo製DAPと同じUIで操作できる

Lotoo Mjolrir

リアパネルにはUSB、AES/EBU、COAX、OPTICALのデジタル入力、バランスとアンバランスのアナログ出力端子が並ぶ

Lotoo Mjolrir

初登場した革製ケースはタテ型で肩からかけるタイプだった

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