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富山市AIカメラを用いた人流観測事業に、ハイテクインターのAIカメラおよびVIXクラウドを採用

ハイテクインター株式会社
2023年05月10日

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ハイテクインター株式会社
北陸地区では初めて(*)の常設AIカメラを活用した人流観測システムで地域経済の発展を支援

産業用のネットワーク・映像機器を開発販売するハイテクインター株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:旦尾紀人)は、株式会社CHRONOX(本社:富山県富山市、代表取締役:細川幸寛)、株式会社YDKテクノロジーズ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:日比野隆也)、株式会社中電工(本店:広島市中区、代表取締役社長:重藤隆文)と協力し、富山市中心市街地活性化基本計画に基づく中心市街地の活性化に向けた取り組みに、AIカメラおよびVIXクラウドが採用されました。


富山市では、富山市スマートシティ推進ビジョン(注1)に基づき富山市中心市街地活性化基本計画を策定して、中心市街地の活性化の取り組みを行っておりますが、この度、富山駅周辺および中心商店街周辺において、新規出店等のマーケティングに活用してもらうなど、地域経済の発展を図ることを目的に、スマートシティの情報基盤となる都市OS上にAIカメラを活用した人流観測プラットフォームを構築し、2023年4月1日より運用を開始いたしました。

AIカメラで取得した通行量や属性(性別・年代)データは、「AIカメラシステム観測データ」にて富山市ホームページで一般公開されております。
https://www.city.toyama.lg.jp/business/shokogyo/1010599/1012303.html

富山駅周辺および総曲輪地区に52台のAIカメラを設置し、人流計測を行っております。
常設したAIカメラによる人流計測は、北陸地区では初めての取り組みです。
富山市中心市街地活性化に向けて、年間を通じた平日休日別や時間帯別の通行者の人数・滞留時間・属性(性別・年齢)をデータ化し、従来単発的に実施されていた調査データを通年で取得することにより、これまで以上に最適化された都市計画の立案に寄与いたします。
また、カメラシステム導入時においては、プライバシー影響評価(JIS X 9251)(注2)を実施することで、個人情報保護に配慮したデータ取得が行われています。



<システム構成>


<導入システム>
■カメラをセンサーに AI分析クラウドサービス!:VIXクラウド
Video Information Exchange Cloud(VIXクラウド)は、クラウド上でカメラから取得した映像をAI解析し、目的に合った情報に変換する情報交換機です。
https://hytec.co.jp/products/video14/vix.html



[特長]
・マルチベンダーカメラからの映像取得
・各種AIエンジン搭載可能
・静止画および動画配信機能搭載

■人流計測AI機能
カメラからVIXクラウドに送られてきた画像から車両識別(大型・小型・二輪車)計測、人流および人属性(年齢・性別)を計測し、グラフ化します。



■AIカメラ

電動リモートズーム対応2MP FULL HDバレットカメラ HIC-SB200Nは、高解像度・高ダイナミックレンジを実現した、Full-HD スマート IP バレットカメラです。
ディープラーニング推論エンジンによる「顔」「人間」「車両」の認識機能を搭載し、従来の検知機能に比べてより精度の高い検知動作を実現します。
https://hytec.co.jp/products/video/sb200n.html

注1:富山市スマートシティ推進ビジョン
https://www.city.toyama.lg.jp/shisei/seisaku/1010733/1010734/1010735/index.html

注2: プライバシー影響評価(JIS X 9251)
プライバシー影響評価とは「個人情報等(個人を識別可能な情報)を取り扱う業務において、事前にリスク評価を行い、洗い出されたリスクを適切にコントロール(低減・回避)しよう」というリスク管理の考え方。
個人情報を取り扱う可能性がある業務において、初期段階でプライバシー影響評価し、リスク対策について報告書を作成することで、住民や通行人などのステークフォルダーからの問い合わせに対しての説明ができるものとなります。

■個人情報保護対策:プライバシー影響評価の実施
AIカメラを活用した人流観測を行う上で、富山市では、プライバシー影響評価を実施しPIA報告書を作成し、個人情報取り扱いに留意して、事業を行っております。


ハイテクインターについて



主に産業用無線通信機器・システムを官公庁・インフラ・防犯・工場等のお客様に計15万台以上提供しています。お客様の現場に足を運び、直接ニーズや課題をお聞きする中で、お客様のニーズに合った最適な製品を提供したいという思いから、製品の企画開発に取り組んでおり、無線・有線のネットワークと映像機器を組み合わせ、お客様に最適なソリューションを提供します。
2023年は、5G基地局やルータ・60GHz帯の無線ブリッジ・Wi-Fi6アクセスポイント・4K対応ビデオエンコーダ/デコーダ(LLC-4000)などを主力製品とし、日本の技術力や製品力を世界に発信すべく、海外展開を推進します。

・コーポレートサイト:https://hytec.co.jp/

利用方法のご相談や製品のお貸出しも可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

*北陸地区における「地方自治体の常設大規模AIによる人流計測事業」として自社調べ(2023年4月)

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