国内メーカーならではの細かな機能と全部入りが魅力
シャープ「AQUOS sense7」
ミドルクラスの定番モデル「AQUOS sense」シリーズの現行モデル。Snapdragon 695や6GBメモリーなど、スペック的には4万円前後の海外メーカー製ミドル機と近い内容だが、国内メーカーならではの細かな機能や使い勝手、さらにこのクラスとしてはかなり強力なカメラ機能により、5万円台前半と少し高めの価格も納得の内容となっている。
そのカメラは、1/1.55型と比較的大型のセンサーを搭載。特に若干暗い場所や夜景で威力を発揮。また、AFの早さも特徴で、サクサクと撮影できる。
本体サイズ/重量が約70×152×8mm/約158gと比較的小型軽量で、日本のユーザーに使いやすく、それでいてバッテリー容量は4570mAhと十分なもの。FeliCaや防水・防塵にももちろん対応。顔認証はマスク着用時でも利用できる。ネットワーク面では、ドコモ4.5GHz帯のn79を5Gをサポートし、eSIMが利用できる点も大きい。
●ミッドレンジながら高性能カメラを搭載 「AQUOS sense7」は使いやすさだけじゃない
●AQUOS sense7はサイズ/マスクでの顔認証/カメラ/バッテリーが強いミドルクラスのスマホ
セールで入手するなら、まだまだ買い
グーグルの強力ソフトウェアをお手頃に使える「Pixel 6a」
次モデルのウワサもある、Pixelスマホの廉価版「Aシリーズ」だが、「Pixel 6a」も十分以上な性能を持っている上に、セールで提供されるケースも多く、まだまだ魅力的な1台だろう。
SoCにはPixel 6シリーズと同等の「Google Tensor」を搭載しており、ミドルクラスを大きく上回る性能を持つ。カメラについては、やや旧型となる12.2メガセンサーと超広角の12メガの組み合わせだが、グーグルならではの高いレベルの画像処理で、夜景や超解像ズームを含めて、不足を感じさせないのはさすがだ。IP67の防水防塵、FeliCaもサポートするが、顔認証に対応していない点は若干注意が必要かもしれない。
●GoogleのCPU「Tensor」を搭載しながら5万円台とリーズナブルな「Pixel 6a」
●【実機レビュー】5G対応で5万円台「Google Pixel 6a」やりたいことはこれで十分
ライトストラップが内蔵された背面の演出がスゴい
「Nothing Phone (1)」
新規参入メーカーによるデザイン性重視のモデルとして世界的に話題になっている「Nothing Phone (1)」。透明の背面パネル+多数のミニLEDによるライトストラップによる、演出が最大の特長となっている。
スペック面もかなり高く、120Hz対応の6.55型有機ELにSnapdragon 778G、8GBメモリーなど、ミドルクラスの中では1ランク上の性能。OSもすでにAndroid 13が配信されているほか、カメラ性能も5000万画素+5000万画素(超広角+マクロ)と強力。円安で値上がりがあったのが残念だが、それでも価格の割には性能が高い。
FeliCaや防水には非対応。ネットワークについてもやや日本向けに最適化されていない部分があるが、見た目が気に入ったら買いで大丈夫だ。
●光る背面が魅力的なNothing Phone (1)はスマートフォンとしてのバランス良し
●Nothing Phone (1)、ついに姿を現わす 背面の透明のデザインが特徴で6万9800円