進化するクラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ2023特集」 第18回

明日5月6日が最終日！　「ラ・フォル・ジュルネ」速報レポートと明日の見どころをお届け

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　昨日5月4日にスタートし、3日間連続で開催される「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2023（LFJ）」。今年のテーマは「Beethoven ― ベートーヴェン」で、東京国際フォーラムを中心に、多彩なコンサートを実施しています！　演奏時間は45分程度でチケットの料金もリーズナブル。また、未就学児でも入場できるコンサートや、無料のコンサートも数多く用意されており、誰でも気軽に楽しむことができるクラシック音楽祭です。

　さっそく開催2日目となった本日の様子をレポートしていきます！　さらに、最終日となる明日の見どころもお伝えします！

本日5月5日の速報レポートをお届け！

　開催2日目となった本日も、気持ちの良い晴天に恵まれました。本日の東京国際フォーラム ホールA最初のコンサートは、「0歳からのコンサート ベートーヴェンのさんぽ道 ～踊るリズムと自然のハーモニー～」が開催されました！　こちらはLFJでは恒例となっている、0歳のお子さまから入場することができるコンサート。指揮は三ツ橋敬子氏、演奏は東京交響楽団です。また、司会・ナレーションを田中研氏が担当し、音楽の情景を優しく楽しく語りかけていました！　交響曲第6番「田園」から では、音楽に合わせてみんなで簡単な振り付けで踊るシーンもあり、場内は大盛り上がり！　小さな子供たちもクラシックを楽しんでいました。

　無料公演が行われる東京国際フォーラム 地上広場 キオスクステージの本日最初の公演には、エリプソス四重奏団が登場！　彼らは2004年にフランス ナントで結成されたサクソフォンカルテット。ベートーヴェン：ピアノ・ソナタ第8番op.13 ハ短調「悲愴」（サックス・アンサンブル版）を演奏しました。サックスから生み出される豊かな音に聴衆はひきつけられていました！　エリプソス四重奏団は明日5月6日 17:00～18:00にもホールCでコンサートを行いますから、こちらも楽しみです！

　もちろん地上広場には、昨日に引き続き、たくさんのキッチンカーが出店！　美味しそうな香りが漂い、食欲がそそられます。中でも注目は、帝国ホテルのキッチンカー！　ホテルの本格的な味わいが手軽に食べられるということで、行列ができていました。

明日5月6日もホールAは「0歳からのコンサート」でスタート！

　速報レポートでもお伝えした、「0歳からのコンサート」。0歳のお子さまから本物のクラシックに触れられる貴重な機会ですが、聴き逃がしてしまい残念…という方も多いのでは？　ご安心ください！　最終日である明日5月6日も、「東京国際フォーラム ホールA」にて、10:15～11:00に「0歳からのコンサート ベートーヴェンのメトロノーム 〜テンポのふしぎ〜」が開催されます！ こちらは齋藤友香理氏が指揮し、東京21世紀管弦楽団が演奏します。

　「0歳からのコンサート」はLFJでは恒例の人気企画。今日は行くことができなかったという方も、引き続きもう一度聴きたいという方も、ぜひお子さまと一緒にクラシックを楽しんでください！ また、東京国際フォーラム館内では、各所にオムツ交換ができる多目的トイレが用意されているほか、「0歳からのコンサート」の開場・開演時間中は、ホールAの2階ロビーにオムツ交換スペースが用意されます。お子さまと一緒に安心してお楽しみください。

ファイナルコンサートはやっぱり「第９」！

　ホールA最後のコンサートとなる21:00〜22:05の公演は『「人類はみな兄妹に・・・」。ベートーヴェンは熱く平和を歌う』。種谷典子氏(ソプラノ)、鳥谷尚子氏(アルト)、宮里直樹氏(テノール)、河野鉄平氏(バリトン)、東響コーラス(合唱)、神奈川フィルハーモニー管弦楽団(オーケストラ)が共演し、タクトを振るのは気鋭の指揮者 リオ・クオクマン氏です。

　このコンサートで演奏されるのは、ベートーヴェン：交響曲第9番 ニ短調 op.125「合唱付き」、通称「第9」。「第9」といえば、ベートーヴェンの9番目にして最後の交響曲で、彼が高潔な理想を託した、型破りな大作です。日本でも人気が高く、年末になると各地でコンサートが開かれます。まさに今年のLFJの締めくくりにふさわしい曲目といえるでしょう！

　ご紹介したほかにも、注目の公演が目白押しの最終日！ 無料公演ももちろんたっぷり開催されます。LFJ最終日もしっかり楽しんで、クラシック音楽を堪能しましょう！