サムスン電子ジャパンが4月6日、「Samsung新製品発表会」を開催し、スマートフォンの最新フラッグシップ「Galaxy S23」シリーズなどの日本発売を発表した。
発表会の冒頭には、サムスン電子ジャパンのチーフ・マーケティング・オフィサー 小林謙一氏が登壇。昨年発売されたGalaxy S22シリーズの販売実績や、すでに海外で発売されているGalaxy S23シリーズが好調な売れ行きを示していることが紹介された。
Galaxy S23シリーズはカメラとゲーミングに優位性アリ
続いて、同社のプロダクト担当 国分夏希氏が新製品のプレゼンテーションを行なった。Galaxy S23シリーズはグローバルでは「Galaxy S23」「Galaxy S23+」「Galaxy S23 Ultra」の3モデル展開だが、日本ではGalaxy S23とGalaxy S23 Ultraの2モデルが発売される。
6.1型ディスプレーのGalaxy S23は、最新性能が軽量・コンパクトボディーに凝縮された1台で、幅広いユーザーをターゲットにするベーシックモデル。6.8型ディスプレーのGalaxy S23 Ultraは、2億画素をメインにする4眼カメラなど、最先端のスペックを搭載。Sペンを内蔵し、前モデルに比べて、ディスプレーのフラットな部分を広げて、Sペンでより描きやすくするといった細かい改良も施されている。
前モデルのGalaxy S22とGalaxy S22 Ultraは背面のデザインが若干異なったが。Galaxy S23シリーズではデザインを統一。縦に3つ並ぶレンズが、Galaxyを象徴するデザインとして統一されている。
Galaxy S23シリーズは大きく3つの特徴を持つ。カメラ、ゲーミング性能、そして、サステナビリティに配慮されていることだ。
カメラは、従来から評価されている夜景撮影の性能を強化。ビデオ撮影においても、ブレを抑えて、細部まで鮮明な映像が撮れるように進化している。AIが人の顔のパーツを認識して、最適な明るさ・色に補正される機能も搭載し、暗い場所でも自撮りが楽しめるという。
Galaxy S23 Ultraは初めて2億画素カメラを搭載したこともアドバンテージ。非常に大きなサイズで記録できるので、一部を切り取っても精細な画質を維持できる。
AIによる画像処理などによって、画質が粗くなりにくい「スペースズーム」で撮影できることも利点。Galaxy S23の望遠カメラは光学3倍で撮れるが、10倍のデジタルズームと組み合わせて、最大30倍のスペースズームが可能。光学3倍と光学10倍の望遠カメラを搭載するGalaxy S23 Ultraでは最大100倍ズームで撮影できる。
また、三脚に固定して星の軌跡を撮影したり、Galaxy独自の「Expert RAW」というアプリを使って、ユニークな多重露出撮影を楽しんだりもできる。