このページの本文へ

パナソニック、過酷な環境で高精度な映像撮影ができる屋外用4Kカメラ「AW-UR100」

2023年04月03日 17時30分更新

文● ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 パナソニック コネクトは3月30日、屋外対応4Kインテグレーテッドカメラ「AW-UR100」を発表した。2023年度第2四半期に発売予定としている。

 本製品は、屋外での映像制作現場向けに、筐体の高い堅牢性と高精度な撮影機能を両立した製品。

 本製品は、水平74.1度の広角レンズ搭載で広範な撮影範囲を確保。4K60pに対応し、24倍の光学ズーム、10倍のデジタルズームも可能。光学式画揺れ補正(O.I.S.)、電子式ROLL補正(E.I.S.)、パンチルト式画揺れ補正(D.I.S.S.:Dynamic Image Stabilizing System)の3つの揺れ補正の搭載により画揺れのリスクも軽減する。設置環境を問わずに高精度な映像撮影が可能なので、大規模なスタジアムなどの会場を俯瞰的に撮影しながら、ハイライトシーンをしっかり狙えるという。

 また、空港でのニュース映像撮影や海沿いの倉庫街での映像中継、大型船からの映像撮影といった塩害の影響を受けやすい環境や、雨・風・雪・紫外線の影響を受けやすいライブ中継映像の撮影環境にも耐える堅牢性を備える。黄砂や飛砂を防ぐ密閉性も担保。マイナス15度の極寒環境でも暖めることで着霜・着氷・結露を防止するデフロスターや、過酷な環境下の運用においても、レンズ部をクリアに保つワイパーも搭載する。防水防塵試験や塩害噴霧試験など、屋外でのあらゆる使用環境を想定した様々な試験を実施済みだ。

 屋外での映像撮影の多様化に伴い、本背品は3G-SDI、12G-SDI、Fiberなど主要なベースバンド伝送に対応できる映像伝送IFを搭載。NDIやSRTなどの多様なIPプロトコルにも対応する。FreeDにも対応しているので、AR/VRシステムの構築も可能だ。撮影環境や既存の映像制作システムに合わせられる柔軟性があり、録画・編集・配信など設置環境や目的に合わせて幅広く活用できるという。

カテゴリートップへ