みずほフィナンシャルグループとLINEは3月30日、両社が進めていた新銀行「LINE Bank」の開業プロジェクトを中止すると発表した。
LINE Bankは2019年よりプロジェクトがスタート。月間利用者9400万人を超えるLINEのユーザーベースやUI/UXと、みずほ銀行の持つ銀行業のノウハウを活用し、LINE上ですべての銀行サービスが完結する仕組みを提供する予定だった。
プロジェクト中止の理由について両社は、昨今の社会・経済環境における金融DXの進展や、提供サービスの安全性への関心の高まりなどを踏まえて検討した結果、サービス提供までにさらなる時間と追加投資が必要となり、サービスのスムーズな提供が見通せないためとしている。
なお、両社は既にLINE Creditによる個人向けローンサービスを提供中だが、こちらのサービスは継続する。