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イギリスのNothing、音質と性能があがったワイヤレスイヤホン「Nothing Ear (2)」発表!

2023年03月23日 00時30分更新

文● スピーディー末岡 編集●ASCII

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ANCが強化され2つデバイス切り替えに対応
「Nothing Ear (2)」日本発売決定

 イギリスを拠点とする新興メーカーのNothingが、昨年リリースして好評を得た完全ワイヤレスイヤホンの後継機種「Nothing Ear (2)」を22日(現地時間)に発表した。

Nothing Ear (2)

 音質はカスタムダイアフラムを採用した11.6mmダイナミックドライバーを搭載したことで向上し、ハイレゾ相当の音質が楽しめるLHDC 5.0コーデックが採用された。最大24ビット/192kHzの周波数、最大1Mbpsの速度で送信スマホと送信可能だ。そのほか、対応コーデックはAACとSBCの2つ。

パッケージ

だいたい手のひらに乗るくらいのサイズ

 設計もリファインされ、ポリウレタンとグラフェン素材を組み合わせて再設計したことで、より豊かな高音域と深く柔らかな低音域を実現しているという。さらに、独自のデュアルチャンバー設計で、より広い空間を確保し、スムーズなエアフローとよりクリアなサウンドを楽しめるようになった。。

 前作同様、対応アプリの「Nothing X」を使って様々な設定ができるのはそのままに、ヒアリングテストをすることで、自分だけのパーソナルサウンドプロファイルを作成でき、自分の耳に合った音響で好きな曲を楽しめる。

パッケージを開けたところ

マニュアルなどが同梱されている

 また、2つのデバイスを切り替えて使える「デュアルコネクション」を新搭載。たとえば、スマホとPCに接続しておくと、PCで音楽を聴いている最中にスマホに着信があった場合、すぐにスマホに切り替えて通話を開始、終わったら再びPCでの音楽鑑賞に戻る、なんてことができるようになったのだ。さらに風切り音や人混みの雑音を防止するクリアボイステクノロジーのお陰で、屋外の騒がしい場所でも音楽を聴いたり通話したりが快適になっている。

充電ケースを開けたところ。デザインは前モデルとあまり変わらない

LとRは白と赤で別れているので、しまうときに間違えにくい

充電端子にピッタリつくようなデザインになっているので、充電できていないということがない

 そしてアクティブノイズキャンセル(ANC)は、より強化された。ユーザーの外耳道の形状に合わせたパーソナライズド・アクティブ・ノイズ・キャンセレーションと、環境に応じてノイズ低減レベルをリアルタイムで自動調整するアダプティブ・モードにより、最大40dBのノイズ低減を実現している。

価格は2万2800円で日本発売は30日から
だが23日から先行販売も

 そのほかの機能としては防水がEar (2)本体だとIP54、充電ケースはIP55で、突然の雨でも安心だ。また、 ANCオフの場合、フル充電のケースと合わせると最大36時間稼働となり、急速充電では10分で最大8時間の音楽再生が可能とのこと。さらに最大2.5Wのワイヤレス充電に対応しているので、リバースチャージ対応端末と組み合わせれば、もっと長く音楽が楽しめるだろう。なお、Nothingのスマホ「Nothing Phone (1)」もリバースチャージ対応だ。

Nothing Phone (1)で充電すると、背面のLEDが一瞬光る

 Nothing Ear (2)の価格は2万2800円。23日から全世界に向けてNothing 公式サイトにて数量限定先行販売がスタート。セレクトショップ「Kith」の実店舗(日本のKith Tokyo含む)でも同日から入手可能だ。日本での正式発売は30日から(予約は28日開始)。取り扱いは以下の店舗にて。

実店舗およびオンライン:MoMA Design Store、二子玉川 蔦屋家電、ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ヤマダ電機、ケーズデンキ、e☆イヤホン、池部楽器店パワーレック

オンラインのみ:HATCH、NTTぷらら、ひかりTVショッピング、エディオン、上新電機

イヤホン本体のデザイン。

イヤホンの下部をつまむことで再生や停止、着信に出るといった動作ができる「プレスコントロール」を採用

 昨年は60万台売り上げたNothing Ear (1)と、TIME誌に「2022年最高の発明品」と評されたNothing Phone (1)で、新興メーカーながら世界中で大きな話題になったNothing。今年もこのNothing Ear (2)を皮切りに、独創的なガジェットを世に送り出してきそうだ。

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