JN-IPS438DFHDR400-C65Wを使ったメディアアート
アウラって何ぞ?3840×1080ドットのスーパーウルトラワイド液晶5台で示す奇妙な実在感
提供: 株式会社JAPANNEXT
決め手は超レアな32:9の「スーパーウルトラワイド」
――本日は展示会の準備でお忙しい中、お時間をいただきありがとうございます。事前にいただいた資料ではよくわからない単語が多く、内容を読み解くのもひと苦労でして……。
大原さん:あれは僕もだいぶ背伸びをして書いたものでして(笑)。僕もなかなか説明が難しくて、むしろお手数をおかけしてすいません……。
――そうだったんですね!いやそれをおうかができてちょっとほっとしております(笑)。でも、「アウラ」とか「アナモルフォーシス」とか、知らない単語を調べるきっかけになってすごく勉強になりました。それでも、僕の理解が本当に正しいのか判然としなかったので、なかば答え合わせのようにお呼び出しする格好になってしまい申しわけございません……。
大原さん:いえいえ!全然お気になさらず。自分で作っておいてあれですが、結構わかりづらい作品かなーと思いますので、逆にこういった機会をいただきありがたいです。
――早速ですが、僕なりの解釈をお話ししてもいいですか?
大原さん:ぜひお聞かせください!
――(長いので割愛)……というわけで、IT技術の進歩において、ますます失われがちな芸術作品の一回性を、あえてデジタル的な表現方法で示すという、どこかアイロニックな作品と言いますか、虚像でありながら実在感もある二律背反したコンテンツと言いますか……(再び長いので割愛)
大原さん:驚きました。まさかここまでご理解くださっていたなんて。すごくありがたいです!
――いやーお恥ずかしい。僕のような芸術に造詣が浅い人間でも感じ入るところがあるということは、それだけ大原さんの作品がすばらしいというか、なはははー(笑)。というか、そもそも芸術作品を言葉で根掘り葉掘り説明するなんて野暮なことをしてすいません……。
大原さん:いやいやお気になさらず。さすがアスキーさんだなと。すごくデジタル的な知識もおありで、僕も話せてうれしいです。
――そう言ってくださるとありがたいです。ところで、今回の作品はそもそもなぜJAPANNEXTさんにご協力をあおいだのですか?
大原さん:作品の性質の都合上、どうしても平面タイプのウルトラワイドディスプレーが必要になりまして。調べてみると、32:9のスーパーウルトラワイドが最も横長な製品になるとわかり、それを販売しているのがJAPANNEXTさんでした。
――JAPANNEXTさんのスーパーウルトラワイドディスプレーって、たしか10万円ぐらいするモデルでしたっけ?
大原さん:そうです。なので、5台はさすがに(高価で)買えないなと思い、お問い合わせフォームからご連絡し、作品の説明をさせていただいたところ、すぐに機材協力していただくことになりました。
――JAPANNEXTさんと言えば、法人向けでは様々な形で機材協力しているイメージですけど、ケースによっては個人でもいけちゃうことがあるんですね。
大原さん:僕は運も良かったのかもしれませんが、自分の思いや考えをプレゼンさせていただける機会をいただけまして。もちろん、ケースバイケースだとは思いますが……。