43.6%の回答者は、1ヵ月の赤字額が100万円以上

157人の酪農家を対象とした調査、85%は赤字経営だと明らかに

酪農家157人を対象に調査、84.7％は赤字

　一般社団法人中央酪農会議が、日本の酪農家157人を対象に、酪農経営に関する実態調査を実施。その結果、過去1ヵ月の牧場の経営について、酪農家の84.7%が赤字経営で、その内、4割以上は1ヵ月の赤字が「100万円以上」に及んでいるという衝撃的な実態が浮かび上がった。

過去1ヵ月の牧場の経営状況

　また、その内43.6%の回答者は、1ヵ月の赤字額が100万円以上だと回答。赤字額が最も大きい酪農家では、赤字額が2000万円にものぼった。

過去1ヵ月の牧場の赤字金額

　なぜ、このような状況になっているのか。「酪農経営を続ける中で打撃となっていること」に関する質問では、「飼料価格の上昇（97.5%）」や「子牛販売価格の下落（91.7%）」「燃料費・光熱費の上昇（85.4%）」といった項目に回答が集中した。