株式会社ディー・エヌ・エーと京浜急行電鉄株式会社は2023年3月3日、京急川崎駅隣接地で約1万人が収容可能な新アリーナを核とするまちづくりに関する共同検討を開始したと発表。同施設の建設・開業を目指すプロジェクトとして、「川崎新!アリーナシティ・プロジェクト」を始動した。2023年2月24日に両社と建設予定地の地権者の3社にて土地の賃貸借契約を締結した。
「川崎新!アリーナシティ・プロジェクト」は、プロバスケットボール「B.LEAGUE」試合開催時に約1万人を収容できる新アリーナおよび宿泊施設、飲食施設、公園機能などを有する商業施設を含む複合エンターテインメント施設の建設、開業を図るもの。
該当予定地は、京急川崎駅隣接地。羽田空港から最短で13分、品川駅からも最短10分と交通利便性の高い立地だ。国内にとどまらず、世界からの訪日客を迎える「世界にひらかれた複合エンターテインメント施設」を目指すという。建設計画立案では持続可能な開発目標(SDGs)の観点から、最新の環境技術、再生エネルギーなどの利活用を検討するという。
DeNAは、京急電鉄とアリーナを軸としたまちづくりへの共同検討を開始し、今後2社間での共同開発に関する協定を締結する予定だ。京急電鉄が指定開発行為者を務める「京急川崎駅西口地区第一種市街地再開発事業」との連携に関しても検討していくという。敷地面積は約1万2400平方メートル。建設予定地は、現KANTOモータースクール川崎校になる。
新アリーナは、DeNA傘下のプロバスケットボールクラブ「川崎ブレイブサンダース」がホームアリーナとして2028-29シーズン(2028年10月開幕)から使用する予定。2024年まで設計について検討し、2025年に着工を計画している。