ひと手間かけて熱対策も完璧に
NVMeエンクロージャーで忘れちゃいけないのが熱対策だ。最大リード/ライトは3000MB/s前後なので、そこまで神経質になる必要はないが、対策しておいたほうが安心なのは間違いないところ。BLM40Cにはヒートシンクが付属しているが、ここでは1200円前後追加投資して、アルミ筐体全体で冷却することした。
追加で購入したのは、ワイドワークが扱っている圧縮できる柔らか素材の熱伝導ゴムだ。40×40×5mmサイズを購入して適当なサイズにカット。裏ぶたに圧縮して貼り付けて、NVMe SSDの熱を伝えるようにした。さらに余った部分は、基板を外して各種変換チップ部に貼り付けた。
このひと手間の有無で温度は大きく変わり、「980 PRO」で「CrystalDiskMark 8.0.4」をデータサイズ64GiB、テスト回数9回の高ワークロードで実行すると、最大で40度も差が出ている。ここまでの負荷をかけることはあまりないと思うが、プラス1200円前後とひと手間で、熱の不安なく使えるようになる。
温度推移を確認すると、放熱ゴムを使った筐体での冷却効果は抜群で、NANDチップは41~42度、高発熱なコントローラーも40度台に抑え込んでいる。
セールのタイミングなら確実に買い!
WindowsとMac環境で文句なしのパフォーマンスを発揮したSAN ZANG MASTERのThunderbolt 3、4/USB4対応NVMeエンクロージャーのBLM40C。セール&クーポンのタイミングなら、1万円前後で買えるので、かなり魅力的と言える。
最大3000MB/sに迫るリード・ライトパフォーマンスを発揮する外付けストレージで、Thunderbolt 4/USB4対応のWindowsノートPCや、Macのストレージ容量不足を解消しよう。