エレコムは3月1日、USB製品の規格に関する表記を変更すると発表した。対象はUSB3.0以降の規格で、今後は「USB 5Gbps」のようなパフォーマンス(通信速度)表記となる。
USB Implementers Forumのガイドライン変更に対応
今回の変更は、2022年9月にUSB Implementers Forumが発表した新しいガイドラインに対応するもの。
これまでUSB製品はUSB3.0やUSB4など規格名をそのまま表記してきたが、名称から通信速度などをイメージしづらく、ユーザーが製品購入の際、どの規格を選べば良いのかわかりづらいことが問題となっていた。
新しい規格では、これまでの規格名表記から以下のような通信速度ベースの表記へと変更される。
USB1.1とUSB2.0は表記変更の対象外で、従来通りの規格名表記を継続する。
エレコムでは今年発売した製品から新しい表記を採用。当面は新旧表記の製品が混在することとなる。
なお、今回の変更はあくまで表記の仕方を変えただけであり、USBの各規格が仕様変更されたわけではない。