MUJI HOUSEは3月2日、エネルギーや生活水などを既存のライフラインに依存しない移動式住宅の実証実験「ゼロ・プロジェクト」を開始すると発表した。
エネルギーや水を自ら生成する仕組みをつくることで既存のインフラに頼らず、太陽光発電や廃棄物発電などの再生可能エネルギーを活用することで温室効果ガスの排出を実質ゼロにするとともに、取得したエネルギーの効率的な利用、廃棄・排泄物の処理コストをかけないことにより生活に必要なエネルギーコストを実質ゼロにする。さらに生活インフラの自給自足とどこにでも移動ができる機能を備えることで、自然災害のリスクを回避するとしている。
2023年はテクノロジーの検証の上、プロトタイプを開発。実証実験として実際に生活する人を今後募集。実証実験の検証を経て、2024年以降「インフラゼロでも暮らせる家」の実用化を目指す。
今後のスケジュール
3月:プロトタイプの開発開始
9月:実験スタート
12月:実証実験参加者募集
2024年2月:実証実験経過報告
2024年以降:実用化に向けて検証