クリエイターが注目する最大46TBのSSD RAIDは転送もリビルドも爆速だった
Mac環境でパフォーマンスを確認
続けて、Mac環境でのパフォーマンスを確認していこう。インテルCPUとAppleシリコン搭載のMacや、macOSのバージョンなど、環境でパフォーマンスに違いが出る点は覚えておいてほしい。
ベンチマークの「AmorphousDiskMark 4.0」はデータサイズ4GiB、8GiB、16GiBで実行し、「Blackmagic Disk Speed Test」は、デフォルトサイズの5GBでテストしている。
まずはRAID 0のパフォーマンスを確認すると、「AmorphousDiskMark 4.0」の「SEQ1M QD8」では最高でリード3100MB/s、ライト2800MB/s台を記録している。
キャッシュに収まるデータサイズ1GiBでは、リード3100MB/s、ライト2800MB/sだったので、最高性能を発揮していると言えるだろう。データサイズでは、8GiBは4GiBとほぼ同じだったが、16GiBではライトが2300MB/sまで下がっている。
「Blackmagic Disk Speed Test」のリードは2000MB/sといまひとつ振るわなかったが、ライトは2900MB/sの高速になっている。リードの伸びが振るわなかったのは、「Blackmagic Disk Speed Test」の計測方法によるものだろう。
RAID 5ではリードはRAID 0と同じデバイスの最高値を発揮しているが、ライトパフォーマンスは1000MB/s台まで落ち込んでいる。ここはインテルCPUと、Appleシリコンで異なっているAreca RAIDドライバーの差か、Thunderbolt 3の制御周りが影響しているのか、インテルCPU環境のほうが、ライトパフォーマンスが伸びる傾向にあるようだ。
実際、ITGマーケティングでは、macOSは同じVentura(13.2.1)のインテルMacで、「AmorphousDiskMark 4.0」4GiBのシーケンシャルライトは2000MB/s近くまで伸びていたというので、環境によってパフォーマンスは異なる。
さらに筆者が普段使用している、macOS Catalina環境のインテルMacでは、ライトは2500MB/s台になっていた。
高速リビルドと高速な読み書き速度が魅力
同容量のHDDエンクロージャーの半分の時間で完了した高速なリビルド性能に、最大3100MB/sの高速アクセス速度を発揮した「ARC-8050T3U-6M/SE46T」。高速、大容量なDASや、バックアップストレージの導入を検討している方は、検討候補に入れても良いだろう。
なお、「ARC-8050T3U-6M/SE46T」は、企業や大学への納入実績も豊富な秋葉原のPCパーツショップ「オリオスペック」とApple製品専門店「秋葉館」で取り扱いがはじまっている。興味のある人は問い合わせてみよう。
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