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ホグワーツ・レガシーも144fps以上!RTX 4070 Ti搭載PCで複数のゲームを4K高画質で動かしてみた、その結果は?

文●松野将太 編集●ジサトラハッチ

提供: マウスコンピューター

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「G-Tune EP-Z」の主なスペック
CPU インテル「Core i7-13700KF」
(16コア/24スレッド、最大5.4GHz)
CPUクーラー 水冷CPUクーラー
(360mmラジエーター)
チップセット インテル Z790
メモリー 16GB×2(DDR5-4800)
ストレージ 1TB SSD(NVMe Gen4x4)
ビデオカード GeForce RTX 4070 Ti(12GB GDDR6X)
光学ドライブ DVDスーパーマルチ
インターフェース DisplayPort出力×3、HDMI出力、USB3.2 Type-C、USB3.0 Type-A×6、USB2.0 Type-A×4、2.5G LANほか
サイズ/重量 215×490×481mm/約18.6kg
OS Windows 11 Home

 NVIDIAが1月に発表したGPU「GeForce RTX 4070 Ti」は、おおむねGPU単体で15万円前後とハイエンド製品としては手頃な価格に加え、従来の「RTX 30」シリーズ最上位に比肩する高い性能で話題を集めている。

 すでにBTOメーカー各社からもRTX 4070 Ti搭載グラフィックスカードを採用したデスクトップPCがリリース済みで、最新世代のハイエンドゲーミングPCとしてはおおいに注目に値するだろう。

 マウスコンピューターが販売するゲーミングブランド「G-Tune」の「G-Tune EP-Z」は、CPUにインテル第13世代Coreプロセッサー「Core i7-13700KF」、GPUにNVIDIA「GeForce RTX 4070 Ti」を搭載するハイエンドモデルだ。

 CPUおよびGPUのパフォーマンスの高さに加え、標準で容量32GBのDDR5メモリー採用、ストレージにPCIe Gen4x4の1TB SSDといったスペックを備えており、4Kゲーミングを見据えたリッチなPCゲーム体験を求めるユーザーにはうってつけだろう。

 この記事では、「G-Tune EP-Z」のサンプル機材をもとに、製品の外観や機能、パフォーマンスなどをチェックしていく。

拡張性の高いフルタワーPCケースを採用

「G-Tune EP-Z」(直販価格税込み41万9800円)

 「G-Tune EP-Z」は、4K解像度・最高設定のような高負荷環境でも快適なゲーム描画を可能にするハイエンドゲーマー向けモデル。従来モデルでも採用されてきたフルタワーPCケースは、In Winの「305」をベースに独自のカスタマイズを加えたオリジナルモデル。

 本体サイズはおよそ幅220×奥行490×高さ501mm(突起物含む)と、拡張性が高いぶんそれなりの高さ・幅を取るサイズ。床上に設置する場合はともかく、デスク上に置きたい場合、机のサイズや耐荷重をしっかり確認しておくといい。

 デザイン自体はシンプル寄りだが高級感があり、G-Tuneおなじみとも言えるブラック・レッドのツートンカラーはゲーミングPCらしい印象。エアフローは底面から吸気し、背面ファンと側面に設置されたオールインワン水冷CPUクーラーのラジエーターファンから排気する仕組みだ。

 搭載されている水冷CPUクーラーのラジエーターサイズは360mmということもあり、CPUの冷却に関しては安心感がある。ちなみに、BTOカスタマイズにより強化ガラス製サイドパネル(通常構成にプラス5500円)、または強化ガラス製サイドパネル+RGB LEDファン(通常構成にプラス8800円)を搭載可能なので、内部レイアウトを見せたいユーザーはこれらのオプションを検討するのもいいだろう。

フロントにはUSBポートやヘッドフォン・イヤフォンジャックのほか、下部にDVDスーパーマルチドライブを標準搭載する

 本体前面のインターフェースは右端側にまとめて配置されており、USB 3.0ポート×2、USB 2.0ポート×2、ヘッドフォン出力端子、マイク入力端子、電源ボタン、DVDスーパーマルチドライブを用意。利用可能なポートは十分で、なおかつ側面を壁に寄せた場合でもポートが使えなくなることはないのが嬉しいポイントだ。

 また、昨今は光学ドライブを採用しないPCが一般的になりつつあるが、古いソフトウェアをインストールしたい場合は別途外付けドライブを用意するなどの手間がかかる。やはり、標準採用されているほうが安心感は高いと言える。

背面側のインターフェースは一般的な構成。映像出力端子はグラフィックスカード側のDisplayPort×3、HDMI×1の4系統を利用できる

 背面インターフェースはUSB 3.0ポート×4、USB 2.0ポート×2、USB 3.2 Type-Cポート×1に加え、オーディオ端子×6、有線LANポートと比較的シンプルな構成。グラフィックスカード側は、DisplayPort×3、HDMI×1の4系統の映像出力端子を用意している。ちなみにマザーボード側の映像出力端子はあらかじめキャップで埋められており、誤使用を防ぐ対策がされていた。要点は押さえており、特に過不足は感じられない。

内部レイアウト。もともと広い作業スペースがあるケースで、配線も綺麗に処理されているため、エアフローが阻害されない。電源ユニットは上配置で、反対側のパネルを外した場合のみアクセス可能

 内部のレイアウトに関しては、もともとのケースサイズの大きさとスペースの広さもあって、非常にスッキリしている。配線も綺麗にまとめられているため、購入後に自分でPCパーツを購入してアップグレードするような場合も作業性は悪くないはずだ。

 グラフィックスカードは、MSI製のGeForce RTX 4070 Tiを採用。トリプルファンクーラーを装着しているためカード長はかなり長めだが、ケース内が広いこともあって、まったく問題なく収まっているのが分かるだろう。また、大型のカードを支えるためのステイも標準採用する。

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