グーグルは2月17日、同社が提供するGoogleカレンダーのリマインダーとGoogle Tasks(ToDoリスト)を数ヵ月以内に統合すると明らかにした。ToDoリストがリマインダーを吸収する形で自動的に移行されるが、Google Keepで作成したリマインダーは非表示となる。
2つのタスクリストを1つに統合
現在、グーグルにはタスクリストの作成、管理サービスとして「ToDoリスト」と「リマインダー」の2つがある。両者は機能も役割も概ね一緒だが、対応するアプリが異なるため、これまで別々のサービスとして提供されてきた。
今回の統合では、2つのタスクリストをToDoリストに統一。1つのサービスで一括管理できるようにする。
現在リマインダーに登録されているタスクは今後数ヵ月以内にToDoリストへ自動で移行されるが、それを待たず、ユーザーが自分で移行させることも可能だ。
なお、ToDoリストへの統合後も、Googleアシスタントには従来通り「リマインダー」という単語を使って指示できる。たとえば「OK Google, リマインダーを見せて」と伝えると、GoogleアシスタントがリマインダーをToDoリストに自動で読み替え、内容を答えてくれる。
Google keepユーザーとiPhone、iPadユーザーは注意点も
一方で、統合に伴う注意点もある。
Google Keepで作成したリマインダーはToDoリストへの自動移行の対象外だ。リマインダーのデータ自体は移行後もGoogle Keep内に保存されるが、Googleカレンダー上では表示できなくなる。
また、iPhoneとiPadユーザーについては、タスクの通知を受け取る場合、GoogleカレンダーまたはGoogle Tasksアプリのインストールが必要となる。
グーグルは今後のスケジュールについて、3月6日から個人ユーザーに対してToDoリストへの移行を促す案内を実施。第2四半期には自動的に移行予定としている。