グーグルは2月15日、「Googleカレンダー」を使ったスパム行為を簡単にブロックできるよう仕様変更した。招待状機能やサードパーティ製Androidアプリを使ったスパム行為をより簡単にブロックできるようになる。
知らないユーザーからの招待状は自動追加されない仕様に
Googleカレンダーはほかのユーザーに会議やイベントなどの招待状を送る機能があり、受け取った側は自分のGoogleカレンダーに予定を追加できる。この仕組みを悪用したスパムがこれまでに多数発生し、ユーザーとは関係ない予定がGoogleカレンダーに自動的に表示されることが問題となっていた。
今回はこの機能を一部変更し、過去にやり取りしたことのないユーザーから受け取った招待状については、予定を自動追加しない仕様となった。招待状メールへの返信は可能だ。
設定を変える場合は、Googleカレンダーの「設定」→「全般」→「予定の設定」→「カレンダーに招待状を追加」からプルダウンメニューを選択する。
また、サードパーティ製のAndroidアプリについては、Googleカレンダーに予定を追加しないよう、OSの設定でアクセス権限を確認、削除することもできる。こちらはAndroidスマートフォンの「設定」→「プライバシー」→「権限マネージャ」→「カレンダー」と進み、アプリごとにカレンダーとの連携のオン、オフを切り替えればよい。