ワークスモバイルジャパンは2月16日、新たに「LINE WORKS」のバージョン「3.6」をリリースした。
今回のメジャーアップデートでは、オンライン会議や、会議室出席とオンラインとのハイブリッドなどさまざまな働き方があるなかで利用が拡がっているビデオ通話機能にフィルター機能を追加したほか、アンケートと掲示板の機能拡張、既定の管理者権限の見直しなど、ユーザーの声に応えた機能追加および改善を行なっている。
ビデオ通話機能では、ビデオ通話中の自分の映像を加工できるフィルター設定が追加。映像の色味を調整して表情を明るく見せたり、肌の質感をなめらかに見せることができるようになった(PC版のみ)。フィルターは計18種類あり、すでに提供しているバーチャル背景機能と合わせて使用できる。
複数人のトークルームに対しては固定のミーティングリンク情報を提供し、トークルームで開始した音声/ビデオ通話に他のメンバーを招待したい場合、固定のミーティングリンクを共有するだけですぐに参加してもらうことが可能となった。さらに、PC版アプリでは雑音や物音などが気になるケースに備え、キーボードの「Space」キーだけでミュートを一時的に解除可能など機能を強化。
LINE WORKSのアンケート機能では業務日報や健康状態のチェックシートなど、社員へのさまざまなヒアリングに幅広く活用されており、これらは月毎など繰り返し同じ内容で実施するアンケートも多いことから、今回アンケートの基本設定に「繰り返し」の項目が追加された。毎回その都度に作成し直すことなく、指定したタイミングで同じ内容のアンケートを対象者に自動送信することが可能になった。また、作成者にのみ投稿の編集権限が付与されていた掲示板に「編集許可」機能を追加し、共同編集が可能としている。
また、専任のIT担当者がいない組織では通常業務を行なう傍らでLINE WORKSの管理業務も行なう場合があることから、その負担を軽減すべく規定の管理者権限を3つに集約。メンバーの追加やサービスの利用設定など、運用にあたり使用頻度が高い設定の権限のみを付与した「運用担当者」権限を新たに追加した。必要な権限だけを付与しているため、安心して管理を任せるとともに現場の負担を複数のメンバーで分担しあうことが可能。今回のアップデートでは、新規メンバーの招待時に「運用担当者として招待」を選択すると、あらかじめ運用担当者の権限を付与できるようになったため、メンバー招待と管理者の設定を一度で可能となる。
さらに、管理者画面にアクセスしなくてもメンバーに関する設定変更ができるよう、アドレス帳に「メンバーの修正」画面へのショートカット(ボタン)を追加している。