神戸市は、地図サービス「カンタンマップ」とクラウドデータベース「kintone」を活用し、空き家・空き地の管理不全解消を目指す実証実験を開始した。
「カンタンマップ」は、あっとクリエーションが開発したノーコードの地図サービス。街路灯管理や道路管理など、複数の自治体で採用されている。
このカンタンマップを活用して地図上で一元的に情報を収集。現場の情報をkintoneによってリアルタイムで共有し、神戸市内の管理不全の空き家・空き地に関する情報を管理する。2つのサービスが、関係部署間の情報連携をサポートし、空き家・空き地の現地調査に係る業務等の効率化を図る。
これらの業務効率化により、市民からの通報・相談に対して迅速かつ丁寧な対応を行なうことで、市民サービスを向上させ、さらに今後の神戸市の空き家・空き地対策の施策を立案、及び管理不全の解消に寄与できるかを検証する。実証期間は3月31日までの期間となる。
この取り組みは、起業・スタートアップ支援による神戸経済の活性化を目指す目的で、スタートアップから最先端のテクノロジーを用いたソリューション及びその実証実験の提案を受け、社会・行政課題の解決を目指す「Urban Innovation KOBE+P(アーバンイノベーション神戸プラスピー)」事業の一環として行なわれる(「+P」はプロポーザル(提案)の意味)。