グーグルは8日(現地時間)、次期AndroidとなるAndroid 14の最初の「Developer Preview」を公表した。Pixel 4a(5G)/5/5a/6/6 Pro/6a/7/7 Proで動作するイメージも公開されている。
Android 14ではAndroid 12L/13で開発が進められた内容を継承し、スマートフォンのみならず、タブレットや折りたたみ端末など、さまざまな画面サイズに対応。大画面デバイス用のアプリ品質ガイダンスやアプリのデザインパターンを提供し、アプリ開発者にも対応を促している。
また、システム状態やバッテリー寿命を改善すべく、アプリの連携方法の最適化を進めるとともに、ユーザーエクスペリエンスの向上を進めている。
具体的には、ユーザーがアプリでWi-Fiでのみデータ転送を可能にした際の管理を可能にするための機能の追加、バッテリー寿命と応答性を改善するためのシステム内でのブロードキャストシステムの最適化などが挙げられている。
また、従来はフォントサイズを最大130%までしか拡大できなかったのに対し、200%での拡大が可能になったほか、フォントが大きくなりすぎる問題も解決している。
今後は1ヵ月に1度のペースでバージョンアップしていく予定で、3月に「Developer Preview 2」、4月に「Beta 1」、5月に「Beta 2」、6月にはAPIなどをfixした「Beta 3」をリリース。その後は必要に応じて、「Beta 4」「Beta 5」が用意され、最終バージョンが登場する予定。