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Idein、アイシンが開発するエッジAIカメラ「AI Cast」にエッジAI技術を提供

Idein
2023年02月08日

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Idein
「Hailo-8(TM)」活用の独自技術で、AIカメラの性能100倍以上の向上を実現

国内シェア2年連続No.1のエッジAIプラットフォーム「Actcast」を運営するIdein株式会社(読み:イデイン、本社:東京都千代田区、代表取締役:中村 晃一)は、株式会社アイシン(本社:愛知県刈谷市、取締役社長:吉田 守孝)が開発するエッジAIカメラ「AI Cast(読み:アイ キャスト)※商標出願中」に技術協力したことをお知らせします。 2月中旬より、当社ホームページにて「AI Cast」の予約受付を開始いたします。「AI Cast」は「Actcast」と連携しているため、様々なAI機能をすぐにお使いいただけます。また、オプションとして簡易ダッシュボード機能も合わせてご利用可能なため、現場への迅速な導入と運用を強力に支援します。


エッジAIカメラ「AI Cast(アイ キャスト)」
■「AI Cast」の特長
AI Castは、小売業や製造業等での活用をはじめ、将来的にはセキュリティや防犯用途などのインフラカメラとして、例えば「スマートシティ」における街や自動運転車両の見守り用途としての活用も視野に入れ、日本屈指の総合自動車部品メーカーとして自動運転など高度な技術を有するアイシン主導で開発されているエッジAIカメラです。

AI Castには汎用コンピュータ「Raspberry Pi(通称:ラズパイ)」に加えてAIアクセラレーターチップ「Hailo-8」が搭載されており、Ideinの得意とする高速化技術と相まって、AIカメラの実測性能100倍以上の向上を実現しました。これにより、顔認証、深度推定、姿勢推定、暗所での分析、属性分析等の大幅な精度向上が見込めます。


<デモ動画>







AI Castは、Actcastと連携することで、小売・製造をはじめとする様々な領域での省人化/無人化ソリューションのデバイスとして活用できます。具体的には、例えば小売業では、品ぞろえや時間帯ごとの販売員配置の最適化、来店者の購買行動の可視化等が可能です。製造業であれば、工場のアナログ/デジタルメーターの値の読み取り・常時監視、製造現場の稼働状況の可視化等が可能になります。なお、当初は屋内での利用を想定していますが、今後の需要次第では屋外対応も検討する予定です。
また、性能が大幅に向上したことにより、防犯・セキュリティ用途といった、より精度の高いAI分析を求められる領域での活用も可能になります。

AI Castで取得したデータはActcastのダッシュボードですぐに可視化されます。データはエッジ処理によりメタデータ化してクラウドに送信されるため、プライバシー・機密情報に配慮した運用が可能です。なお、Actcastは独自のシステム遠隔運用機能を備えており、AI Cast導入後の管理・メンテナンスを簡便化できるため、大規模な導入であってもコストを抑えた運用が実現します。

ダッシュボード(イメージ)

*「AI Cast」に関するお問い合わせはこちら
https://www.idein.jp/ja/aicast_contact
AI Castお問い合わせフォーム(QRコード)

■今後の展開
アイシンが現在取り組んでいる、人が立ち去った後に完全な自動運転で車を駐車させる技術「自動バレー駐車」の開発において、自動駐車の車両見守りインフラカメラとしてAI Cast及びActcastの活用も検討されています。

■「AI Cast」の仕様 ※開発中のため変更になる可能性があります




■商品概要
商品名     :AI Cast(読み:アイ キャスト)
販売スケジュール:2023年2月中旬 販売予約開始(予定)
商品内容    :AI Cast(本体)、電源アダプター、取扱説明書
料金プラン   :お問い合わせください

■エッジAIプラットフォーム「Actcast」について
Actcastは、画像や音声等の解析技術を用いて実世界のデータを収集・活用できるようにする国内シェアNo.1のエッジAIプラットフォームです。2020年1月に正式版リリース後、わずか2年ほどで累計登録台数が15,000台を突破。その急成長の背景には実証実験にとどまらず商用利用による全国数千店舗でのリモート運用など、当社の技術力と運用実績を高く評価いただいている点があります。
また、AIカメラ導入にあたり主な懸念となるコスト面や個人情報保護についても、従来のクラウドAIカメラと異なり、エッジAIプラットフォーム「Actcast」であればクリアすることができます。

「Actcast」の特長
・高度なAI解析をクレジットカードサイズの小さく安価なデバイスでできるため、デバイスのコストを劇的に削減できる(通常は数十万円のデバイスを使用するようなAI解析を数千円のデバイスで使用可能)
・当社独自の高速化技術によりAIモデルの軽量化をすることなく最先端のAI解析ができる
・カメラ、マイク、温度計等を搭載したセンシングデバイス使用して、多様な実世界の情報を収集・活用できる
・リモートで複数デバイスの管理・運用ができる
・エッジAIは必要最低限の情報だけをクラウドへ送るためプライバシー・機密情報に配慮しながら利用できる


「国内シェアNo.1」について
デロイト トーマツ ミック経済研究所 『エッジAIコンピューティング市場の実態と将来展望 2022年度版』(https://mic-r.co.jp/mr/02530/) 「エッジAIプラットフォームのベンダシェア(台数)」の調査結果に基づく


■株式会社 アイシン 概要

アイシンはクルマの「走る」「曲がる」「止まる」、そして「快適」を支える車両運動システムパートナーとして、幅広い商品を手がけています。私たちの商品・サービスによって、地球温暖化防止や交通死亡事故ゼロへの取り組みなど、世の中の様々な課題を解決し、笑顔あふれる持続的な社会に貢献していきます。

【設立日】 1965年8月
【代表者】 取締役社長 吉田 守孝
【所在地】 愛知県刈谷市朝日町2-1
【事業内容】 自動車部品、エネルギー・住生活関連製品の製造販売
コーポレートサイト: https://www.aisin.com/jp/


■Hailoジャパン合同会社 概要

Hailoは2017年に設立されたイスラエルの企業です。高性能、高電力効率、小型を徹底的に追及した画期的に新しいAIプロセッサを開発。画像分野のエッジデバイス上の組み込みAIアプリケーションで世界展開をすすめています。
Hailoの使命は、スマートエッジテクノロジーがその可能性を最大限に発揮出来るよう、世界に貢献することです。
Hailoが提供するソリューションは、膨大な量のデータをリアルタイムで計算、推論するAIプロセッサと高度に洗練されたソフトウェアの組み合わせによって構築されています。
これにより、従来はクラウド上でしか実行できなかった複雑なAIアプリケーションをエッジ上で実行できるようになりました。

【設立日】 2020年7月14日
【代表者】 社長 内田 裕之
【所在地】 東京都港区港南2-15-2 品川インターシティA棟28F
【事業内容】 Hailo機器, 製品, テクノロジーの販売促進、事業開発
コーポレートサイト: https://hailo.ai/


■Idein株式会社 概要

安価な汎用デバイス上での深層学習推論の高速化を実現した、世界にも類を見ない高い技術力を有するスタートアップです。当該技術を用いたエッジAIによる現場データ収集プラットフォーム「Actcast」を開発し、実用的なAI/IoTシステムを開発・導入・活用する開発者及び事業会社へのサービス提供を行っております。今後もパートナー企業と共に、AI/IoTシステムの普及に貢献してまいります。「実世界のあらゆる情報をソフトウェアで扱えるようにする」をミッションに掲げ、日本国内では経済産業省 J-Startup選定をはじめ、日本経済新聞社 NEXTユニコーン企業にも選ばれています。英Arm社のAI Partnerや、米NVIDIA社のInception Program Partnerになるなど、海外でも高く評価いただいています。

【設立日】 2015年4月7日
【代表者】 代表取締役 中村 晃一
【所在地】 東京都千代田区神田神保町1-4-13
【事業内容】 Actcast事業(エッジAIプラットフォームの開発・運営)、受託開発事業(次世代自動車開発での協業等)
コーポレートサイト: https://www.idein.jp

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