シャープは2月7日、限られた屋根スペースにも設置しやすい小型サイズの住宅用単結晶太陽電池モジュール「NU-228AP」を発売する。
東京都では、2025年度から戸建て住宅を含む新築建物への太陽光パネルの設置義務化が決定するなど、太陽光パネルの戸建て住宅への設置を自治体が積極的に支援する動きが進んでいる。一方、屋根面積の小さな住宅では、限られた屋根スペースに効率的に太陽光パネルを配置できず、十分な設置容量を確保できないといった課題があるという。
本機は、都市部や市街地に多い屋根スペースが限られる住宅でも、より多くの太陽電池モジュールを設置しやすくするため本体サイズを小型化。
モジュールサイズの小型化と「横置き」「縦置き」対応により、小さな屋根でもより大きな設置容量を確保しやすく、屋根の形状に合わせた効率的な設置が可能となっている。
また、「セル大型化技術」(太陽電池セルの長辺の長さを166mmから182mmに大型化する)の採用により大電流化を実現し、モジュール変換効率を同社従来機比(NU-259AM)で0.6ポイント向上させたほか、質量も同社従来機比でおよそ16%軽量化している。
製品サイズは幅1146×奥行996×高さ38.5mmで質量は13kg。価格は14万3000円。