ツイッターのイーロン・マスクCEOは2月5日、同社が予定しているAPI有料化に関して、優れたコンテンツを投稿するbotには専用の無料APIを提供する方針を明かした。一部ユーザーからの反発を受け、APIの完全有料化路線を軌道修正した形。
bot利用者には朗報だが、詳しい利用条件は明かされず
現在TwitterのAPIは無料版と有料版に分かれているが、今後は前者が廃止され、有料APIに一本化される。
無料APIを使った詐欺や意見操作をするbotの排除が目的だが、結果として問題のないbotまでAPI利用料を支払うことになってしまうため、ネット上ではbot利用者を中心に不満の声が広がっていた。
イーロン・マスクCEOのツイートによると、新しい無料APIは書き込み専用で、優良なコンテンツを投稿するbot向けに提供される。
Responding to feedback, Twitter will enable a light, write-only API for bots providing good content that is free
— Elon Musk (@elonmusk) February 5, 2023
ただし、同氏が「優良なコンテンツ」の基準を明示していないため、現在無料APIを使っているbotのうち、どの程度のアカウントがこのAPIを利用できるかは不明だ。
API有料化の詳細もいまだ発表されず
ツイッターでは前述した有料APIへの一本化を2月9日に予定している。
これに先立ち、今週中には有料化後の料金などの詳細を発表するとしているが、2月7日15時現在まだ発表されていない。