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【先行レビュー】2種類のMac mini「超高性能なのに安いM2 Pro搭載」と「超廉価なM2搭載」登場!

2023年02月02日 01時00分更新

文● 村上タクタ 編集●飯島恵里子/ASCII

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M2搭載のMacBook Airと比べた

M2 MacBook Airに対して
おおむね1.6~1.8倍の性能

 さて、性能差を確認するために、ベンチマークテストを実施した。比較対象は、2022年6月に発売されたM2搭載MacBook Air。

GeekBench 5とBlack Magic Disk Speed Testにかけた。25万4800円という価格が信じられないほどの高性能を持つ

 結果はマルチコアCPUの数値で約1.7倍、GPUが1.6倍程度ということで、コア数の増加に応じた性能を得ていることが分かる。価格は大きくは変わらないのだから、可搬性を諦めることで処理能力が1.6~1.7倍になるということでもある。モバイル状態で使うことがなく、複雑なビデオ編集など負荷のかかる処理をすることが多い人であれば、M2 Pro搭載Mac miniは非常にお勧めできる選択肢だといえるだろう。

M2搭載MacBook Airと比べてみた。同機でも不満を感じることはそう多くはないと思うが、さらに圧倒的なパフォーマンスを発揮する

 また、Blackmagic Disk SpeedでSSDの速度も計測してみたが、こちらも非常に速いSSDが搭載されている。M2 MacBook Airに対して約1.8~1.9倍の性能向上を見せており、チップセットの処理能力向上に見合ったストレージを採用してるといえるだろう。

M2 Pro搭載機はもちろんM2搭載機もお勧め

 性能差はほぼスペック通りといって良いが、円安で各機種の価格が高くなっていることを考えると、モニターやマウス、キーボードなどを含まないことで低価格を実現しているMac miniのコスパは高い。持ち運ぶ必要がなに用途でお使いなら、本機は非常にお勧めできる。また、8万4800円と非常にリーズナブルなM2 搭載Mac miniもコスパが高い。

 特に、まだインテルMacを使っている人は、この機会にぜひApple Silicon搭載機に乗り換えてみて欲しい。これまで引っ掛かっていたタスクが、まったく問題なく軽やかに片づいくことに驚くはずだ。

筆者紹介――村上タクタ
 趣味の雑誌を30年間に600冊ほど作ってきた編集者・ライター。バイク雑誌「ライダースクラブ」で仕事を始め、ラジコン飛行機雑誌「RCエアワールド」、海水魚とサンゴ飼育の雑誌「コーラルフィッシュ」、デジタルガジェットの本「flick!」の編集長を約10年務めた後退職。現在フリーランスの編集者・ライターであり、ウェブメディアThunderVoltの編集長。HHKBエバンジェリスト、ScanSnapアンバサダー、mmhmmヒーロー。iPhone、iPadなどのデジタルガジェットや、バイク、クルマ、旅、キャンプ、絵画、日本酒、ワインと家族を愛する2児の父。

 

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