迫力のシーン!迫力の英国晩餐!
ディナーは第2デッキから第3デッキの後部に設けられたレストラン。いや、せっかくの船旅ですからダイニングとしゃれこみましょう。というわけで、メイン・ダイニングの「Britannia Restaurant」に移動。
メニューは前菜から始まってサラダ、スープ、主菜ときてデザート。そして、コーヒーとペストリーで締めくくるコース料理です。前菜は4種類、スープは2種類、主菜は5種類、デザートは5種類のメニューからそれぞれ選びます。料理が供されるWedgwoodのお皿にはキュナードの紋章が金色に輝いていました。
航海初日のディナーで選べた前菜をいくつか紹介しましょう。まずはジビエと鶏肉、豚肉にレーズン、ケイバー、タイムのクラッカーを添えた「Game Poultry and Pork Pie」。
ワイルドマッシュルームのリゾット「Risotto of Mushroom」には、パンチェッタが載っていました。
特別に用意した伝統品種のニンジンをローストした「Roasted Heirloom Carrots」には、生姜とライムがあえてあるとのこと。
初日のディナーで選べたスープの1つ、アスパラガスのブルーテ「Asparagus Veloute」には香草のチャービルがかけられています。ちなみに、ブルーテ(ヴルーテ)とはフランス料理のソースの1つで、小麦粉をバターで炒めたルーをフェメで溶きのばして作るそうです。知らんかったー!
スープで選べたもう1品、牛肉のスープ「Beef Broth」には大麦と野菜も入っていました。
航海初日ディナーの主菜は5種類から選べます。牛肉のパイヤール「Paillard of Beef」にはポートワインのソースがかけられ、ゆでたチェリートマトとブロッコリーとともに英国のブルーチーズ「スティルトン」を添えたタルトタタン(リンゴのパイ菓子)も一緒でした。
豚肉の主菜はポークフィレのベーコン巻き「Medallions of Pork Fillet」です。シェリーマスタードソースがかけられ、マッシュルームのソテーとグラタン風ポテト、茹でたさやいんげんと玉ねぎが添えられています。
「Medallions」はこれまた聞きなれない言葉ですが、英国では一般的な精肉の“形状”です。脂身を削り取って丸くなった姿をMedallionsと呼んでいます。特に豚ヒレ肉は真ん丸になっており、まさにメダルのような形で英国のスーパーでは売られているとのこと。
魚料理の主菜は、タラのグリルとトマトのオルゾーパスタ「Broiled Cod and Cherry Tomato Orzo Pasta」です。セロリピューレとレモンバターソースで味付けされています。
料理にうとい私は「オルゾーパスタってなに?っていうかパスタ見えないんですけど」となりましたが、オルゾーパスタとは短いパスタのこと。マッシュポテトの上にかかったソースに、お米のようなものが見えると思いますが、これがオルゾーパスタなんだとか。
初日ディナーのデザートは5種類から選べました。こちらの温製チェリークラフティタルト「Warm Cherry Clafoutis Tart」には、バニラアイスクリームが載っていました。早く食べないと溶けるるるる。ラズベリーソースのアクセントがきれいです。
こちらはオーソドックスなバニラチーズケーキ「Vanilla Cheesecake」で、たっぷりのバニラクリームにイチゴをトッピング。ストロベリーソースと相まってこちらも美しいー。
こちらもデザートといえば定番のアイスクリーム「Choice of Ice Creams」で、コーヒーアイスクリームとストロベリーアイスクリームにマンゴーシャーベットを加えた“豪華三点盛り”。チェリーソースを添えています。