「COSMOS C700M」にハイエンドパーツを詰め込んだスゴイやつ
最高クラスの1台、Core i9とRTX 4090で70万円越えPCの中身は?
2023年01月30日 11時00分更新
パソコンショップSEVENで販売中の「ZEFT Z30XF」(関連記事)は、インテル第13世代Coreプロセッサーの「Core i9-13900K」と、NVIDIAのGeFroce RTX 4090を、Cooler Masterのフルタワーケース「COSMOS C700M」に搭載。現行では最強クラスの性能を持ち合わせたデスクトップパソコンとなっている。
今回は、このZEFT Z30XFがどのようなパソコンなのか、詳しく見ていこう。
「ZEFT Z30XF」
https://pc-seven.co.jp/bto/18421.html
66万5800円(税別)、73万2380円(税込)
試用機の主なスペック | |
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機種名 | ZEFT Z30XF |
CPU | Core i9-13900K(3.0GHz~最大5.8GHz)、24コア/32スレッド |
CPUクーラー | CoolerMaster PL360 FLUX |
グラフィックス | ZOTAC Gaming GeForce RTX4090 Trinity OC |
メモリー | Crucial DDR5-4800 32GB (16GBx2) |
ストレージ | Samsung 980 PRO 1TB、Crucial MX500 2TB |
PCケース | CoolerMaster COSMOS C700M |
内蔵ドライブ | Blu-ray・DVDスーパーマルチドライブ「BH16NS58 ブラック」 |
通信規格 | 有線LAN(2.5GBASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.0 |
電源ユニット | CoolerMaster V1300 Platinum 1300W |
OS | Windows 11 Pro(64bit) |
現行最強クラスのCPUとGPUを採用
それに見合った各パーツも採用
前述のとおり、ZEFT Z30XFはCore i9-13900Kを搭載。Core i9-13900Kは、Performanceコアを8基、Efficientコアを16基の計24コア/32スレッドタイプのCPUだ。urboboost Technology適用時の最大動作クロックは5.80GHzを誇る。 。
「CINEBENCH R23」の結果は、マルチコアが37079pts、シングルコアが2036ptsという結果になった。以前計測した1世代前のCore i9-12900Kのマルチコアのスコアが2万5000台だったので、1万以上スコアが伸びていることになる。
また、そのCPUを冷やすのに、Cooler MasterのCPUクーラー「PL360 FLUX」を採用。効率的な冷却を実現する「プレミアム デュアル チャンバー ポンプ」や、微細に加工された極薄フィン、セラミックベアリングインペラを採用する高速モーターなどにより、ハイエンドなCore i9をしっかりと冷却している。
ビデオカードには、「ZOTAC Gaming GeForce RTX4090 Trinity OC」を搭載している。このカードには、9本のヒートパイプとベイパーチャンバー、大型ヒートシンクを採用するオリジナルクーラー「IceStorm 3.0」を採用。加えて、トリプルファンの中央には逆回転式のファンを備えており、乱気流を抑えたスムーズなエアフローも実現している。
システムメモリーは、DDR5-4800に対応したCrucial製の16GBを2枚採用。ストレージは、Gen 4 SSDの「Samsung 980 PRO 1TB」と、SATA接続の「Crucial MX500 2TB」を搭載している。
メインストレージの1TBには主に遊んでいるゲームを、セカンドストレージの2TBにはたまに遊ぶゲームや、録画したゲームプレイ動画などを保存しておける。セカンドストレージがHDDではなく、SSDを採用しているのもうれしいポイントだ。
電源ユニットは、ケースやCPUクーラーと同じCooler Master製の「V1300 Platinum 1300W」を備えている。定格出力は1300Wで、80PLUS Platinum認証も取得しているモデルで、容量と品質ともに申し分ない。
PCケースには、現在はパソコンショップSEVENでしか手に入らないCooler Masterの「COSMOS C700M」を採用している。フロントパネルの金属パーツにはヘアライン加工され印象的だ。さらに、その両側には吸気孔となるメッシュが用意されているほか、天板も一面が吸気孔となっており、サイズが大きいだけにエアフロ―もしっかりと確立されている。
その天板のフロントパネル側は斜面となっており、そこにUSB 3.0(Type-A)が4基、USB 3.1(Type-C)が1基と、5系統ものUSBが備わっており、使い勝手は非常に高い。さらに、左側面のサイドパネルは、一面が強化ガラス製になっており、内部のパーツのイルミネーションもかなりよく見える構造だ。加えて、前面上部のボタンでLEDのカラーが簡単に変更可能。気分によって単色やレインボーにすることができる。
70万円超で性能は最高クラス
以上のように、ZEFT Z30XFは現行最強クラスのCPUとGPUを搭載し、それに見合ったPCパーツでまとめられた、最高クラスの1台に仕上がっている。価格は73万2380円からと高額だが、ほとんどのゲームを4Kで快適にこなしたい、ゲーム実況で性能不足を一切感じたくないという人は、要チェックな1台となっている。
また、COSMOS C700Mは巨大なだけではなく強力なエアフローを実現しているのが特徴のPCケースなため、長時間高負荷な作業が発生するクリエイターや、研究機関などにもピッタリなマシンではないだろうか。
次回は、ZEFT Z30XFのゲーミング性能をチェックしていく。