メタは1月23日(現地時間)、同社のインスタントメッセージサービス「メッセンジャー」にエンドツーエンド暗号化を施したバージョンのテストを拡大することを発表。テーマの変更や絵文字など従来のバージョンに用意されている機能のいくつかが使えるようになった。今後数ヶ月の間に従来のものと置き換えられていくという。
プライバシー保護や改ざん防止に効果
エンドツーエンド暗号化とは、2つの端末間で鍵を交換し、その鍵を使って通信を暗号化する仕組み。双方の端末でしか解読できないため、プライバシー保護や改ざん防止に向いているとされる。
今回追加された機能は、背景や外観などを変更できる「チャットテーマ」、「カスタム絵文字やリアクション」、「グループプロフィール写真の変更」、リンクを貼った際にプレビュー表示される「リンクプレビュー」、現在チャットに対応可能かどうかを示せる「アクティブステータス」、友達のアイコンが円の中に表示される「バブル(Androidのみ)」の6つ。
エンドツーエンド暗号化の拡大は、慎重にテストを行ないながら2023年度中に段階的に行なわれるという。