富士通クライアントコンピューティングは1月24日、2023年春モデルPCを表した。注目はフラッグシップの「UH」で、ディスプレーが13型16対9から14型16対10比率にサイズアップしながら、世界最軽量を維持していることだ。
世界最軽量のフラッグシップ「UH」がついに14型に
13世代コア搭載でUとPシリーズが選択可能
世界最軽量のモバイルノートといえば富士j通の「UH」だが、ついに13型16対9から、14型16対10比率にモデルチェンジをおこなった。
「UH-X」の新型モデルは「UH-X/H1」で、CPUは13世代コアの15W版のUシリーズ「i7-1355U」(2P+8E=10コア12スレッド)を搭載。メインメモリーはDDR5の6400MHzで16GB、SSDはPCIeGen4で500GB内蔵する。バッテリーは25Wh搭載でキーボードはバックライトなし、重量は689グラムである。ボディーカラーは黒のみだ。
「UH90・H1」のほうは28W版のPシリーズ搭載で、「i7-1360P」(4P+8E=12コア16スレッド)なので、速度はこちらが上になる。そのため、ボディ内の空冷ファンを2基搭載する(UH-Xは1基)。メモリーとSSDは同じで、キーボードはバックライト内蔵、バッテリーは64Wh搭載で重量は848~858グラムと、UH-Xより169グラム重くなる。ボディカラーは黒と白に加え、グレーが新たに加わった。
ディスプレーはともに14.0インチの16対10比率1920×1200ドットノングレア。キーボードはかな印字なしで、タッチパッドはボタン付きと、従来モデルと同じである。
インターフェースはUSB3.2Gen1のタイプA×2とHDMI、有線LAN、オーディオ端子までは従来と同じだが、SDカードスロットが「マイクロ」になってしまった。
タイプCのスペックが両機種で異なり、UH-XではUSB3.2Gen2タイプC×2、UH90ではThunderbolt4 USB4Gen3タイプC×2となっている。ともにUSB PD対応だが、UH-Xでは5V1.5Aが、UH90では5V3Aが最高の給電能力となる。
無線はBT5.1とWi-Fi6Eを搭載。ボディサイズ両モデルとも同じで、308.8×209×15.8~17.3ミリ。従来モデルより幅で1.1ミリ、奥行きで12ミリ大きくなっている。ディスプレー両サイドの額縁は3.2ミリ、上部はカメラ内蔵にもかかわらず6.6ミリしかない。
新型ディスプレーの軽量化とともに、天板は東レのカーボン、底面はマグネシウムリチウム、キーボード面はマグネシウムという究極の組み合わせで軽量化と強度を実現している。
UH-X/H1は3月9日発売、UH90/H1は2月22日発売でともに予想価格は24万円。
13世代ではないが
MH、NH、AHも春モデルに
キャッシュバックキャンペーンも
14型のMH55/75は、「FUJITSU」ロゴ位置の変更と「LIFEBOOK」表記の削除、キーボード印字のかな無し化とコントラスト調整がおこなわれている。17型のNH90はRyzen 7 5800Uからi7-12700H(14コア20スレッド)に、NH77はRyzen 7 5700UからRyzen 7 7730U(8コア16スレッド)にパワーアップ。Wi-Fi6Eにも対応。15型のAH50はメインメモリーが8から16GBに向上した。
キャッシュバックキャンペーンは1月27日から5月14日で、購入者に8000円を。学生には3月31日までの購入でオリジナルバッグが提供される。