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G-Master Velox Intel Editionをレビュー

BTOが苦手なら13400F&RTX 3060のサイコム製鉄板ゲーミングPCで決まり

2023年01月18日 11時00分更新

文● 宮里圭介 編集●ジサトライッペイ/ASCII

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ゲーミング性能を高めるビデオカードやメモリー、SSD

 グラフィック性能を大きく左右するビデオカードには、GeForce RTX 3060を搭載したASUSの「PH-RTX3060-12G-V2」を採用。多くのゲームをフルHD(1920×1080ドット)~WQHD(2560×1440ドット)の解像度で、高画質設定にして遊べるだけの実力がある。画面の美しさは世界観の再現性を大きく左右し、没入感に直結する。つまり、それだけゲームをさらに楽しめるということだ。

ビデオカードの詳細を「GPU-Z」でチェック。ビデオメモリーはGDDR6の12GB

 もちろん、BTOメニューにはもっと性能が高いGeForce RTX 3070 Tiや、最新世代のGeForce RTX 4080などを搭載したビデオカードもある。ゆえに、より上のゲーミング性能が欲しい人はそちらを選ぶといいだろう。

 ただし、高性能なビデオカードはそれだけ価格も高くなる。コスパ重視で考えるなら、性能と価格のバランスに優れたGeForce RTX 3060は、フルHD&WQHDゲーミングではちょうどいい選択肢と言える。

PH-RTX3060-12G-V2は奥行きが短く、かなりコンパクトな印象だ

 メモリーは最近DDR5モデルでも徐々に値下がってきているものの、まだまだその効果に見合うアプリは決して多くない。となると、G-Master Velox Intel Editionのようなミドルクラスのコスパ重視構成であれば、価格の安いDDR4で大容量メモリーをより安く搭載するほうが理にかなっている。

メモリーはコストパフォーマンスが高いDDR4を採用。DDR4-3200の8GB×2という構成になる

 G-Master Velox Intel Editionは標準でDDR4-3200の8GB×2なので、ゲームで困ることはまずないはずだ。とはいえ、写真や動画の編集などもやってみたいというのであれば、BTOオプションで16GB×2、もしくは32GB×2を選んだほうがいいだろう。

 体感速度に大きく影響するストレージは、PCIe 4.0×4接続のNVMe対応 M.2 SSDとなる、Crucialの「P5 Plus CT500P5PSSD8」が標準。順次読み取り速度は最大6.6GB/s、順次書き込み速度は最大4GB/sという高速なモデルなので、アプリの起動速度もデータ転送でも頼りがいのある存在だ。

 容量は500GBだが、最近のゲームはインストール容量が数十GBということもザラにある。それゆえ、多くのタイトルを常にインストールしておきたい人なら、1TBや2TBといった構成にカスタマイズしよう。また、アドビのソフトなど、クリエイティブな用途でも容量は大事なので、写真や動画の編集なども考えているなら容量はアップしておこう。

「CrystalDiskInfo」でチェックしたSSDの概要。PCIe 4.0×4接続であることがしっかり確認できた

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