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「JBL PULSE 5 XLARGE Special Edition」

光るだけ、でもそこがいい! お部屋の空気が一変する「JBL PULSE 5」

2023年01月15日 19時00分更新

文● ASCII

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PULSE 5

 多彩なオーディオ製品を展開しているJBLブランド。ターゲットや用途に応じてコンセプトも様々だ。ポータブル製品ではライフスタイル提案をかなり重視している印象を持っている。

じわじわ流行している、ライティング対応スピーカー
PULSEはその走りですかねぇ

 そんなJBLが力を入れているジャンルのひとつがBluetoothスピーカーだ。中でも10月に発表した「PULSE 5」はイチオシの製品と言える。音楽に合わせて光の演出を変えるLEDライティングに対応。迫力ある音質だけでなく雰囲気の演出やインテリアとの調和も考慮に入れた“利用シーン”の想像や工夫が楽しいのだ。

PULSE 5

非常に明るく、本当に炎がゆらめいているような気分になる

 縦型の本体は、太くしっかりとしており、なかなかの存在感。スマホなどのBluetooth機器と簡単にペアリングしてすぐ使える。より醍醐味があるのは、JBLのポータブル製品の設定ができる「JBL Portable」アプリと組み合わせた“ライトショー”のカスタマイズだ。その光は水槽の中を泳ぐ熱帯魚を見るような鮮やかさだ。

 そして、PULSE 5ならではと言えるのが、5種類の環境音(波、虫の声、焚き火、森、せせらぎ)をプリセットしており、音楽再生だけでなく、部屋でリラックスする時間を演出できる点だ。

ライトを消すと、JBLロゴの周りがオレンジ色にフチどられているのが分かる

 この環境音は、ライトショーのエフェクトと組み合わせることでより印象的になる。例えば、焚き火と森の音を組み合わせ、赤やオレンジと言った暖色系のカラーがゆらゆらと揺らめくライティングを選択。部屋の照明を暗めに落としてみてはどうだろう。仮にそこが生活感にあふれたリビングだったとしても、キャンプに出た日の夕暮れのような暖かさと落ち着きを感じる空間に変わる。ライトショーの中には雨や雲の動きをイメージしたものも含まれており、まるで自然の中に自分がいるような感覚が味わえるのだ。

JBL Portable

PULSE 5の設定を変更できる「JBL Portable」アプリ

イコライザーを調整できるほか、5種類の環境音を出すことも可能

 PULSE 5はビンのような透明な筒状の筐体になっており、合計149基も搭載するLEDのライトは非常に明るい。LEDライトは下向きにも9基搭載していて、敢えて筒の部分の光は消して底面に反射する光だけであまり主張せず、微かな存在感を得るといった使い方も可能だ。ライトショーの機能はパーティーなどで盛り上がるためのものと思いがちだが、ひとりの時間を充実したものにする機能としても有益である点を強調しておきたい。

PULSE 5

底面にもLEDを配置、上は消して下だけといった使い方も可能

環境音はアイコンで分かる5種類。時間設定もできて、時間が来たら自然に音を止めることも可能。

ライトショーのカテゴリーのひとつウェザー、ストームやスノーといった名前が付いているが、選ぶと、瓶の中で本当にそういう天候が発生しているような気分になる。オレンジの丸で囲まれているのがいま選ばれているエフェクト。

知らない人が聴いたら驚くほど、重低音がすごいんですわ

 このように視覚的な特徴を備えたPULSE 5だが、音についても本格的だ。ドライバーユニットは低域用(46mm)と高域用(1.16mm)の2つを用意した本格的なもの。それぞれのドライバーは30Wと10Wのアンプで駆動する。また、下側にはパッシブラジエーターも装備しており、低域を増強する役割を果たす。本体は幅107×奥行き132×高さ214mm。PUSLE 4からキャビネット容積が33%大きくなり、パッシブラジエーターの面積も15%増えたことにより、従来よりも余裕を持った再生が可能なのだ。

1台で部屋全体に音が広がる、360度型のスピーカーとなっている

 6~8畳程度の部屋であれば、中程度のボリューム位置でも十分すぎる音量が得られる。58Hz~20kHz(-6dB)と周波数帯域も広く、部屋全体に音が広がるクリアな音がこの筐体から鳴っているとはすぐには信じられないほど。複数人が集まった大きめの部屋はもちろんだが、キャンプやビーチといった屋外での使用でも音量のもの足りなさをあまり感じずに使えるはずだ。PULSE 5はIP67規格対応で、防水だけでなく防塵にも対応しているのも心強い。

背面にある物理ボタンは、電源、Bluetoothのペアリング、ライト、そして複数台を同期させて再生できるParty Boostなど

 本体にはバッテリーも内蔵しているため、ストラップに手を掛けて使いたい場所にすぐ持っていけるのがいい。公称のバッテリー駆動時間は、音楽再生時で12時間。Bluetooth 5.3対応となっている。

ゴリラが目印の「JBL PULSE 5 XLARGE Special Edition」

 こうした特徴を持つPULSE 5にはコラボレーションモデルも存在している。この記事で評価に使ったのは「JBL PULSE 5 XLARGE Special Edition」。LA発のストリートファッションブランドXLARGEとの期間限定コラボ商品だ。ブランドを象徴する“OGゴリラ”をあしらった印象的な限定ロゴの主張が強い。

通常モデルにはないゴリラのロゴ、なお下側にさりげなくPULSEの文字もある

 XLARGEは「普段着ではなく、ファッションとして実用的なウェアを表現する」というユニークな視点を提示し、MUSIC、ART、SKATEBOARDINGなどのカルチャーを融合することで、オリジナルのファッションスタイルを提案しているブランドだという。製品としての仕様はPULSE 5と同様。エンボス加工を施した専用の外箱に加え、ステッカーなども付属する。

外箱はオリジナル、この中に普通のPULSE 5と同じ箱が入っている、結構でかめ

 期間限定の受注生産が限定モデルとなるので、PULSE 5に興味を持ったのなら、限定モデルを選んでみるのはどうだろうか? 締切は1月31日までとのことなので、興味のある人はJBLの直販ストアなどをのぞいてみてほしい。販売価格は税抜きで、通常モデルの+3000円だ。

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