NTTコミュニケーションズ(NTT Com)とJR東日本クロスステーション デベロップメントカンパニー(JR-Cross)は、エキナカ商業施設「エキュート上野」「エキュート大宮・大宮 ノース」において、販売促進高度化に向けたリアルタイムなセグメントマーケティングの実証実験を1月11日より開始する。
本実証実験では、NTTドコモ(ドコモ)の基地局やWi-Fiの通信情報をもとに、指定した位置から半径75mのエリア内にいる顧客を推定できる「docomo Ad network」の位置機能を活用し、指定したエリアに来訪したターゲットユーザーにリアルタイムでメッセージ配信などを行なう。
ドコモが保有するdポイントクラブ会員およそ8700万人のうち、スマホ向けメール型広告配信サービス「メッセージS」を許諾するおよそ3300万人に対し、年代や居住地などのユーザー属性に基づいてターゲティングを行なった上で、位置情報と連携させ、メッセージSを利用したサービスやキャンペーン、イベント情報などの配信が可能。
ジオターゲティングを活用し、周辺のイベント施設や観光施設などへの来訪者に対してエキュートで開催中のキャンペーンや期間限定イベント、エリア限定商品の紹介などを行なうことにより、来訪者の周辺エリア内の回遊を促進するとともに、来訪者への新たな気づきを提供できるという。本実験の期間は3月1日までを予定している。