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悩める知財・法務担当者に朗報! 特許庁の広報誌「とっきょ」は、知財の最新トレンドをマンガでやさしく学べる! 最新55号では、話題の「デザイン経営」を実践する八幡ねじの事例を紹介

2023年01月13日 12時00分更新

文● ASCII

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 企業の知財・法務担当者の心強い味方となる、特許庁の広報誌「とっきょ」の最新55号が発刊。知財戦略にすぐれた企業の取組をコミックでわかりやすく紹介する人気連載には、株式会社八幡ねじが登場。令和4年度の知財功労賞(経済産業大臣表彰)の受賞をもたらした「デザイン経営」の本質を探る。

▼「とっきょ」55号の、株式会社八幡ねじの記事はこちらから読むことができます
https://www.jpo.go.jp/news/koho/kohoshi/vol55/03_page1.html

 1946年創業の株式会社八幡ねじは、ねじ他の産業部品のメーカー・商社として、日本のものづくりを支えてきた存在。また、「デザイン経営企業」としての長年の取組も高い評価を受けている。

 鈴木則之社長は「デザイン経営」を、「見た目やかっこよさだけではなく、ユーザー目線で本質的課題を解決していくこと」と定義する。八幡ねじは約50年前、メーカーや職人向けにもっぱら大ロットで販売されていたねじを、時代のニーズを捉えて小分けのパッケージで販売し、業界の常識を覆した。これもユーザー目線を大切にしたことによる成功だ。

 ねじのようなコモディティ製品(規格品)は、差別化が難しい。八幡ねじは社外から著名なデザイナーを顧問に招くなどして、デザイン経営への取組も本格化させた。ねじの「機能美」をブランディングに落とし込んだ企業ロゴや作業服もこの機に一新され、2002年度にはグッドデザイン賞を受賞している。

 そして現在、鈴木社長のテーマは事業全体のデザイン。部門横断プロジェクトチームで策定した2030年までの事業戦略や、社員のキャリアや組織をデザインし直した新人事制度、会社が目指す方向性を言葉で共有した行動要件宣言カードなど、さまざまな仕組みを整えた。2023年までの行動指針は「全ての行動を開発に向ける」と定め、自社開発の製品強化、開放特許の活用など知財戦略の充実、産学連携の新技術開発、SDGsの推進(製品に直接コードを打刻して脱ラベル化)など、全社で「未来のデザイン」に取り組んでいる。

▼「とっきょ」55号の、株式会社八幡ねじの記事はこちらから読むことができます
https://www.jpo.go.jp/news/koho/kohoshi/vol55/03_page1.html

▼「とっきょ」55号のTOPはこちらから
https://www.jpo.go.jp/news/koho/kohoshi/index.html

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