高速なトランザクション処理/分析クエリ性能が特徴、100%互換で容易な移行を可能に
Google Cloud、PostgreSQL互換のDBサービス「AlloyDB for PostgreSQL」一般提供開始
グーグル・クラウド・ジャパン(Google Cloud)は2022年12月15日、PostgreSQL互換の高速データベースサービス「AlloyDB for PostgreSQL」の一般提供を開始した。
AlloyDB(アロイ・ディービー)は、オープンソースDBのPostgreSQLとの100%互換性を維持しつつ、データベース(DB)に最適化されたスケーラブルなストレージアーキテクチャを採用して構築されたフルマネージドDBサービス。高速なトランザクション処理/分析クエリ性能のほか、ストレージの自動プロビジョニングなどの自動管理機能も備える。また2022年9月には、データベース移行支援ツール「Database Migration Service」もAlloyDB for PostgreSQLに対応している。
Google Cloudが実施したパフォーマンステストによると、AlloyDBは標準的なPostgreSQLと比較して、トランザクション処理で4倍以上、分析クエリで最大100倍の高速化を実現する。またAWSが提供する同等のPostgreSQL互換サービス(Amazon Aurora)との比較で、トランザクションが2倍高速に処理できるとしている。可用性SLAは99.99%(メンテナンス含む)と設定している。
なお、AlloyDB for PostgreSQLの東京(asia-northeast1)リージョンにおける利用料金(2023年1月より)は、vCPU 1コアあたり0.08458ドル/時間(61.74ドル/月)、メモリ 1GBあたり0.01434ドル/時間(10.47ドル/月)。